「Gmail」や「Googleマップ」など便利なWebアプリを続々と開発し、無料で公開してきたグーグル。Webの世界をけん引してきた彼らは、どこへ向かおうとしているのか。

 パソコン用のプラットフォームと言えば「Windows」と「Mac OS」という2つのOSに大別される。グーグルが狙っているのはこれに続く「第三のプラットフォーム」の座だ。言い換えるなら、ありとあらゆるアプリをWebブラウザー上で動かす“脱OS”の世界を目指している。

 グーグルの脱OS戦略は、具現化しつつある。その一つが、Webアプリを集約して提供する「Chrome ウェブストア」(図1)。「窓の杜」や「Vector」のようにフリーソフトやシェアウエアを集めたサイトはこれまでもあったが、その“Webアプリ版”である。現状、日本語対応アプリは12種類で、英語版を含めると多数のアプリが公開されている。

【Webアプリの入手や管理が可能な「Chromeウェブストア」】
図1 URLはhttp://chrome.google.com/webstore/。現状、Chromeブラウザーでのみ動作する。日本語対応のWebアプリは2011年6月末時点で12種類。今後拡充される予定だ。このほか多数の英語対応アプリがある
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 興味深いのは、同サイトでWebアプリを「インストール」すると、Chromeブラウザーの「新しいタブ」にアプリのショートカットが登録される点だ(図2、図3)。Webブラウザーが、WindowsやMacの“デスクトップ画面”の役割を担う。

図2(上図) Chrome ウェブストアでは、Webアプリの利用条件を承諾したり、アプリへのショートカットを用意したりすることを「インストール」と呼ぶ
図3(下図) ニュースアプリ「47NEWS」のトップ画面(左)。ニュース画像がキューブ状に表示されるので、マウスで回転して選択する。Chromeブラウザーの「新しいタブ」画面を表示すると、インストール済みWebアプリのアイコンが一覧表示される(右)。ここからアプリを起動して使える
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