これまでにもいくつか紹介してきた図書館のデジタルアーカイブ、今回は私立大学図書館の慶應義塾大学メディアセンターを取り上げる。期末試験の最中とあってか、多くの学生が館内を行き交うセンターを訪ね、メディアセンター本部課長の入江伸氏にお話をうかがった。

 ところで、図書館が「メディアセンター」と呼ばれているのは珍しい。入江氏によれば、1990年頃に図書館と大学のコンピューターセンターが1つの組織になったときにメディアセンターという名称になり、その後、各々が再度独立した際に図書館がこれを引き継いだとのことである。今になってみると、むしろこの図書館にはふさわしい名称と言えそうだ。

慶應義塾大学三田キャンパスにある「三田メディアセンター」。このほか、日吉、矢上、信濃町、湘南藤沢など6つのキャンパスにメディアセンターが設置されている。
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 今回は、「大学図書館におけるデジタルアーカイブ」というよりも、「大学図書館とデジタルアーカイブ」という視点でこのセンターを紹介していきたい。なぜなら、学生や教員の学習、研究は、もはや電子化された図書館なしには考えられない段階になってきており、ここにあるデジタルアーカイブだけに注目しても、真の姿と今後の方向は見えてこないからである。

 それではメディセンターのサイトに入ってみよう。

慶應義塾大学メディアセンターのトップページ。
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