フルHDを“衝動買い”できる時代に

 フルHDのパネルを搭載した21.5型の液晶ディスプレイが2万円台前半。最安値の製品ならば、わずか1万9800円──。目を見張るような価格設定となった製品が、秋葉原のパソコン専門店の店頭に並ぶ。その激安ぶりに魅力を感じてか、買ったばかりの液晶ディスプレイを片手に秋葉原界わいを歩く人もちらほら見られるようになった。

 2008年中盤までは、フルHD液晶といえば4万~5万円するのが当たり前。さらにその前に比べて安くなったとはいえ、一般消費者が自分の財布で買うにはややためらう価格であった。それが今では、店頭で見て安さに驚き、そのまま購入して持ち帰れる。“あこがれのフルHD”から“衝動買いできるフルHD”へのパラダイムシフトが起きているのだ。

 今回取り上げる「フルHD」とは、解像度が1920×1080ドット、画面の縦横比(アスペクト比)が16:9の液晶パネルを指す。これまでパソコン用の液晶ディスプレイでフルHDというと、1920×1200ドットでアスペクト比が16:10の「ワイドUXGA」を指すことが多かった。16:9のパネルは元々テレビ向けが主流だったが、2008年夏ころから、台湾や韓国の液晶パネルメーカーがパソコン向けとして積極的に拡販し始めている。

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