「nPOP」

出先のPCでメールを一時的にチェックしたいときは…

 外出先でプライベートなメールをチェックするにはどうすればいいだろう。ノートパソコンを持っていけば簡単だが、重いものはあまり持ち歩きたくないといった場合もあるだろう。

 会社のPCや友人宅のPC、ネットカフェのPCなど、出先でもPCを使う手段は多々あるが、自分のPCでないものに、自分用のメール設定をしてメールを送受信するのは、面倒だし、何よりプライベートな情報が漏れる可能性もある。

 ところで、最近はUSBメモリーもかなり大容量のものが安価に手に入るようになってきている。USBメモリーにデータやアプリを入れて持ち歩けば、非常に便利だ。

 このUSBメモリーにメールソフトを入れて、USBメモリー上ですべてを行えれば、どこかでちょっとPCを借りるだけで、設定の手間も、個人情報を消す煩雑さも、消し切れていない個人情報のリスクもなく簡単にメールをチェックできる。もちろん会社のPCでプライベート用のメールをチェックしたいときも、この方法は有効だ。

 筆者がUSBメモリーに入れて持ち歩いているのは、IEからエクスポートしたお気に入り(これはHTMLで書き出されるので、このファイルをひとつ入れておけば、ほかのPCから自分のお気に入りがチェックできる)と、メールチェック用の「nPOP」というソフト。このnPOPこそが、USBメモリーで持ち歩けて、しかもPCに痕跡を残さない、超便利なメールソフトなのだ。

 このソフトは、厳密にいうといわゆるフツウの「メーラー」ではなく、メールサーバ(POP3)上のメールを表示するソフト。メール一覧で表示されるのは現在サーバ上にあるメールのみ。もちろんすべてのメールを受信することが可能だが、メールのヘッダ(タイトル)のみを表示して、必要なメールだけを受信することもできる。

 そうやって考えてみると、フロッピーディスクのような小容量のものでも持ち運びが可能だが、やはり具体的なのはUSBメモリーだろう。とりあえず256メガ~1、2ギガぐらいのもの(最近では2ギガのメモリーが千円か二千円台で買える)を持っていれば、充分、事足りる。

 ただし、注意したいのはUSBメモリーの紛失だ。最近よく話題になっていて、メモリーの紛失で重要な情報が流出してしまうこともある。もし重要な情報が入っていなくても、他人にプライベートなメールを読まれるのはあまり快い話ではない。もちろん紛失に気をつけるのは言うまでもないが、USBメモリーは非常に小さく、なくしやすい。もし誰かに拾われたときにも被害を最小限に抑える「おすすめ設定」(メールやパスワードを保存しないなど)も、あとで説明しよう。

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