2014年9月19日、日本教育工学会(JSET)の第30回全国大会が岐阜大学で開会した。「教育工学」はさまざまな技術を教育に応用する、学際的な学問分野になる。

 初日の「トークセッション」では、同学会が今年度から立ち上げた「現代的教育課題に対するSIG(Special Interest Group)」に関する説明が行われた。SIGは従来の「課題研究」を発展させたもので、特定のテーマについて研究を進め、全国大会だけでなく、年間を通して活動していく。9月21日には「高等教育・FD(Faculty Development)」「教師教育・実践研究」「教育・学習支援システム開発」「教育の情報化」「ゲーム学習・オープンエデュケーション」「協調学習・学習科学」の6つのSIGが立ち上がる。

岐阜大学講堂で行われたトークセッションの様子。6つのSIGが発表された。学会出席者は、9月21日にはいずれかのSIGの立ち上げに参加する
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 トークセッションの冒頭で挨拶した、大会企画委員会委員長で公立はこだて未来大学の美馬のゆり教授は、「少子化の中、会員数を減らす学会も多いが、JSETの会員数は2800人を超えるまでになった。今までSIGが存在しなかったのが不思議なくらいだ」と、新たなグループ誕生の意義を説明した。

 また、続いて登壇した、初代のSIG委員会委員長となる熊本大学の鈴木克明教授は、「SIGの方針は、個人的にはFlexible、Open、Accountableの3つだと考えている。金もうけや他学会との連携など何をやってもいいし、メンバーの出入りは自由だ。そして、3年ごとにSIGの評価と継続審査をする。今後公募をして、SIGをさらに増やすことも考えている」と、SIGの位置付けを説明した。

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