「今、『夜』は日本にどれだけ近づいているでしょうか。見てみましょう」。天気予報の画面のように雲が流れている大きな地球儀に手を掛けて少し力を込めると、明るい青と暗い青の境界が中央に移動する。「明るいこちらは昼、暗いこちらは夜。これはまさに今の地球の状態です。授業が終わるまでにこの境界線はどこまで移動するかな?」。

 2013年11月21日、東京都世田谷区立砧南小学校で、デジタル地球儀「触(さわ)れる地球」を使った特別授業が実施された。教壇に立ったのは京都造形芸術大学の竹村真一教授。「触れる地球」の考案者だ。

 「触れる地球」は、半球状のスクリーンに地球を投影し、さまざまな情報を重ねて表示できるシステム。装置の周囲にセンサーがあり、スクリーンに触れて軽く力を込めると映った地球がぐるりと回転する。海流や気流、津波などの様子を動画として表示できるほか、雲や船舶、飛行機の動きをほぼリアルタイムで反映することもできる。

 竹村教授は、これまで日本のみならず世界の各地でも講義してきたが、小学校へ持ち込んで授業するのは初めて。特別授業は、6年生を受け持つ菊地秀文教諭が企画し、教育テスト研究センター(CRET)と「触れる地球」を製造・販売しているJVCケンウッドの協力により行われた。

特別授業のために体育館に持ち込まれた「触れる地球」。
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特別授業の様子。世田谷区立砧南小学校の6年生が竹村教授の話を聞いた
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