富士通は2013年7月31日、シニア層向けのスマートフォン「らくらくスマートフォン」新製品の発表会を開催した(関連記事)。同製品のシリーズとして初めて「Google Play」に対応した新製品など2機種を公開。富士通の大谷信雄常務は「外観こそおとなしいが、最先端の技術を詰め込んでいる」と、製品の仕上がりに自信を見せた(写真1)。らくらくスマートフォンシリーズのユーザー向けSNS「らくらくコミュニティー」を強化することも発表した。

 公開したのは、従来機から操作性などを向上させた「らくらくスマートフォン 2(F-08E)」と、Google Playに対応する「らくらくスマートフォン プレミアム(F-09E)」(写真2、写真3)。両製品ともに、NTTドコモのLTE方式通信サービス「Xi」に対応する。

 これら2製品は、デザインが異なるものの、主要なスペックはほぼ同じである。CPUは米クアルコムのSnapdragon。クアッドコアで、動作周波数は1.7GHzである。液晶画面は4.3型で、本体の厚さは9.9mm、重さは132g。液晶画面が4型だった従来の「らくらくスマートフォン」と比べると、1mm薄く、6g軽くなった。

 タッチパネルも改良した。らくらくスマートフォンシリーズは、初心者や高齢者が操作しやすいよう、タッチした際にボタンを押しているような操作感を実現している。その圧力検出感度を、独自に開発した専用ICにより向上させ、本体を軽く振動させるまでの処理を短くした。これにより、従来機よりも軽いタッチで操作できるようにした。

 液晶ディスプレイには、ジャパンディスプレイ製の「WhiteMagic」を採用。消費電力を従来機の半分に抑えつつ、輝度を約2倍に高めた。屋外でも画面が見やすくなった。

 らくらくスマートフォン プレミアムはGoogle Playに対応する。従来機種やらくらくスマートフォン 2は、Googleアカウントの登録をしなくても使用できる手軽さがあるが、Google Playは利用できない。プレミアムは、Googleアカウント情報を登録すると、Goolge Playからアプリをダウンロードして使用できる。Google マップやGmailなども使える(写真4)。

 らくらくスマートフォン プレミアムは9月下旬から10月上旬、らくらくスマートフォン 2は8月中旬に発売予定である。富士通は女優の大竹しのぶさんを起用したらくらくスマートフォン 2のテレビコマーシャルを、8月中旬から放映する。

 また、らくらくスマートフォンのユーザー向けに提供するSNS「らくらくコミュニティ」を、新製品発売に合わせて強化した。従来は掲示板機能が中心だったが、新たにグループを作成する「個人サークル」機能や、スタンプ風のイラストを投稿する機能などを追加(写真5)。掲示板のテーマも細分化した。