シマンテックは2013年3月5日、国内ユーザーを狙った新たなウイルスメールを確認したとして注意を呼びかけた。ウイルス対策ソフトのライセンス更新通知に見せかけたメールに、ウイルスを添付している。

 ウイルスメールは、有名なウイルス対策ソフトメーカーをかたって送られてくる。件名には【重要:ウイルス更新期限間近です】といった文章が含まれ、本文には「お客様がお使いの<ウイルス対策ソフト名>は、契約更新期限まで24時間を切りました」といった内容が書かれている(図)。

 メールには、Zip形式の圧縮ファイルが添付されている。ファイルを展開すると、拡張子が「doc.exe」の、Word文書ファイルに見せかけた実行形式ファイルが生成される。これがウイルスの実体。ファイルを開くと感染し、パソコンを乗っ取られる。

 シマンテックによれば、今回のウイルスメールは、国内の電力会社や工業系大手企業に送られているという。ライセンス更新通知に見せかけるのは、以前に流行した手口であり、最近では見かけなくなっていたが、今回、再び確認されたとしている。

 ウイルスの手口は“高度化”する一方ではあるが、古くから存在する単純な手口も依然出回っているとして、同社では改めて注意するよう呼びかけている。