日本マイクロソフトは、これまで「Metroスタイルアプリ」と呼んでいたWindows 8用アプリケーションの呼称を「Windowsストアアプリ」へと変更した。Windows 8では、従来型のデスクトップ環境で利用し、Windows 7との互換性を保つ「デスクトップアプリ」と、「WinRT」と呼ぶアプリケーション実行環境で動く「Metroスタイルアプリ」の2種類が利用できる。このうち後者を、今後は「Windowsストアアプリ」と呼ぶ。Windowsストアアプリは、Windows 8専用のアプリ配信サービス「Windows ストア」から入手して利用するのが原則となる。

 8月上旬以降、米マイクロソフトが「Metro」(メトロ)という言葉の使用を中止するとの報道が一部にある。現時点で正式な発表はないが、実際に同社の公式ブログでは、これまで「Metro」と呼んでいたユーザーインタフェースやデザインについて「Windows 8 style UI」(Windows 8スタイルのユーザーインタフェース)や「modern design」(現代的なデザイン)といった言葉を使用するなどしており、注目されていた。アプリの呼称変更も、「Metro」という用語の使用停止が背景にあると見られる。

 日本マイクロソフトが開発者向けに開催しているセミナー「Developer Camp」のサイトでは現在、「Windowsストアアプリ」という言葉が使われており、8月23日以降に実施される「Windows 8 Developer Camp“概要編セミナー”」の申し込みページには、「※『Metroスタイルアプリ』は、『Windowsストアアプリ』という名称に変更になりました。」と注記されている。日本マイクロソフトのエバンジェリスト大西彰氏太田寛氏のブログでも8月中旬以降、「Windowsストアアプリ」という言葉が使われている。

 Windows 8用アプリの開発には、「Visual Studio 2012」を利用するが、その中の表記も変更されている。製品候補版(RC)では「Metroスタイルアプリ」という表記だったが、8月16日に公開された製品版(RTM)では「Windowsストアアプリ」へと変わった。テンプレートの名称も、「Windows Metro style」から「Windowsストア」に変わっている。

 なお、Windows 8関連の開発者向けサイト「Windows デベロッパー センター」では、「Metro スタイル アプリ」という言葉が掲載されたままで、既存のサイト構成や公開済みドキュメントが維持されている。