NTTドコモは2012年5月16日、2012年夏モデルの端末19機種を6月以降に順次発売すると発表した(図1)。内訳は、スマートフォンが16機種、タブレット端末、子供向けの「キッズケータイ」、Wi-Fiルーターが各1機種となる。今回発表したスマートフォンとタブレットはすべて、OSにAndroid4.0を採用した。

 今回は、使いやすさを追求した富士通製の「らくらくスマートフォン F-12D」をラインアップに加えた(図2)。7~8月に発売する予定だ。らくらくホンのスマホ版という位置付けで、高齢者の利用を見込んでいる。さらに、この製品の利用者を対象に月額2980円の定額制パケット通信サービス「らくらくパケ・ホーダイ」を始める。通信方式は3Gで、月間500Mバイトまでは制限なく使えるが、それを超えると通信速度が128kbpsに落ちる。同社がスマートフォン向けに提供している月額5460円の「パケ・ホーダイ フラット」と比べて、2480円安い料金でスマートフォンを使えるようになる。

 また、発表した16機種のスマートフォンのうち、11機種がLTE方式の通信サービス「Xi」に対応し、高速化への対応を進めた。ソニーモバイルコミュニケーションズは「XPERIAシリーズ」で2機種を追加し、Xiに初めて対応した(図3)。有機EL液晶を搭載するサムスン電子の「GALAXY SIII SC-06D」は、おさいふケータイに初めて対応した(図4)。

 このほか、NECカシオモバイルコミュニケーションズ製の「MEDIAS X N-07D」など、4月に始まったスマートフォン向けの放送サービス「NOTTV」の受信機能が5機種の端末に追加された(図5)。これまでは、液晶画面サイズが4インチの製品が主流だったが、シャープ製「AQUOS PHONE st SH-07D」など3インチの製品が4機種増え、LG電子製「optimus Vu L-06D」など5インチの機種を2機種追加した(図6、図7)。このように液晶サイズのバリエーションを増やしたことも、今回の夏モデルの特徴だ。

 NTTドコモは、同社のネットワークを使う付加サービス群を強化し、「ドコモクラウド」というブランド名で展開することも発表した。主なものでは、メールを送受信時に翻訳する「メール翻訳コンシェル」を6月に開始する。言語は英語、中国語、韓国語に対応する。また、利用者が声で尋ねた質問に対して回答を含むサイトを案内するサービス「しゃべってコンシェル」を6月に強化し、直接の答えを表示できるようにする。8月には、写真や動画を5Gバイトまで無料で保存できるサービス「フォトコレクション」を始める。