米Appleは現地時間2012年1月19日、iPad向けの電子書籍閲覧アプリケーション「iBooks 2 for iPad」の提供を開始した。また、インタラクティブなiPad向け電子書籍を作成するためのオーサリングツール「iBooks Author」もリリースした。

 iBooks 2 for iPadにより、例えば生徒はiPad上でアニメーション、図表、写真、ビデオを盛り込んだインタラクティブな教科書をフルスクリーンで表示し、指先の操作でリッチメディアを楽しみながら、学習することができる。ハイライト表示、注釈付記、用語検索などが手軽に行えるほか、復習機能、学習カード機能などを備える。

 教育書籍出版の米Houghton Mifflin Harcourt、米McGraw-Hill、英PearsonなどがiBooks 2対応の電子教科書を、Appleの電子書籍配信/販売ストア「iBookstore」で販売する予定。ほとんどのタイトルは14.99ドル以下の価格になる見通しという。

 iBooks Authorを使えば、Appleのパソコン「Mac」でインタラクティブな教科書やレシピブック、ヒストリーブックなどを作成して、iBookstoreで配信することが可能。さまざまなページレイアウトを選べるテンプレートが付属し、ドラッグ&ドロップなどの簡単な操作でテキストや画像を配置できる。フォトギャラリーやビデオ、プレゼンテーションソフト「Keynote」で作成したコンテンツ、3Dオブジェクトなどをマルチタッチ対応で埋め込める。

 iBooks 2は、Appleのモバイルアプリケーション配信/販売ストア「App Store」からダウンロード可能。iOS 4.2以降を搭載したiPad、iPhone、iPod touchで動作する。一方、iBooks AuthorはMac OS X 10.7.2以降で動作し、Mac向けアプリケーション配信/販売ストア「Mac App Store」で公開されている。いずれも無償で入手できる。

 このほかAppleは同日、iPadやiPhoneで有名大学の学科コースを学べるアプリケーション「iTunes U」を発表した。ユーザーは、英ケンブリッジ大学や英オックスフォード大学、米ハーバード大学、米スタンフォード大学などの講義、課題、教科書、小テスト、講義概要などにアクセスすることが可能。iTunes UはiOS 5.0以降に対応し、App Storeから無償でダウンロードできる。

[発表資料(1)]
[発表資料(2)]