KDDI(au)は2011年8月22日、従来型携帯電話機「W42K」を対象として実施しているバッテリーパックの回収・交換について、対象製品を従来公表していた23万5452台から、W42Kの全製品48万6280台に広げると発表した。既に解約や機種変更などで携帯電話として使われてはいないものの、端末単体で時計などの機能を使っていて発煙・破裂などの事故が発生した例があり、対象を広げて回収・交換を呼びかける。

 W42Kは2006年5月に発売された。同社によると、一部のロットにおいて「バッテリーパックの外部にキズやヘコミが付く程度の力が加わった場合、その後の使用中にバッテリーパック内部で短絡(ショート)が発生して発熱・膨張し、発煙や破裂に至る可能性がある」としている。

 同社ではこれまで、回収・交換を最初に呼びかけた2008年3月26日時点で携帯電話として稼働していた23万5452台を対象としていた。しかしその後、解約・機種変更などをして携帯電話としては使われなくなった端末についても、時計機能などを使っている際に事故が発生したとの申告があった。これまでに22件の事故がKDDIに報告されており、うち5件が解約・機種変更済み端末での事故という。このため、これまで回収・交換の対象外であった解約・機種変更済み端末についても対象を広げることにした。

 同社によると、2011年8月19日時点でW42Kの全製品48万6280台のうち18万7291台が確認できていない。このうち約4万3000台は発煙・破裂などの可能性がない良品のロットで、約14万4000台は発煙・破裂などの可能性があるバッテリーパックを含むロットである。ただし、「これまでW42Kのユーザーにダイレクトメールで呼びかけた範囲では、約9割のユーザーが『既にW42Kを廃棄している』との回答であった。14万4000台についても、かなりの部分は既に使われていないと考えている」(KDDI広報部)としている。

 同社では「対象の電池パックを交換いただいていない場合、大変危険な状態となっている可能性がある」として、同社Webサイトや新聞などで交換を呼びかけている。また、顧客データベースに登録されている端末データを基に、対象ロットのバッテリーパックを現在使っている、または過去に使っていたユーザーに対し、ダイレクトメールや電話などでバッテリーパックの交換を呼びかけている。対象でないロットのバッテリーパックのユーザーに対しては、KDDIからダイレクトメールや電話による直接の呼びかけは行わないものの、「auショップに持ち込まれたW42Kについては、不良品の疑いのあるバッテリーパックだけでなく良品のバッテリーパックも含めて交換している」(KDDI広報部)という。

 ユーザーからの問い合わせ先は、京セラ W42Kお客様窓口(0120-600924、9:00~19:00)またはKDDIお客さまセンター(0077-7-111、9:00~20:00)。