米Mozillaは2011年8月17日、Webブラウザー「Firefox 6」の正式版を公開した。公開したのはWindows、Mac、Linuxのデスクトップ版とAndroid版で、Android版はデザインを刷新してタブレットの表示にも最適化した。また、電子メールクライアントの最新版「Thunderbird 6」を公開した。

 デスクトップ版Firefox 6では、ぜい弱性の修正のほか、タブグループの読み込みの調整などで起動を高速化。URLを表示する「ロケーションバー」の表示を改良し、サイトのドメイン名部分の強調表示などを取り入れた。すでにWebサイトからダウンロードが可能で、バージョン4以降のユーザーは数日中に最新版へ自動更新される。

 Android版は、フォントやボタンをタブレット端末向けに最適化したほか、ユーザーのタッチやジェスチャー入力を判別できる「シングルタッチイベントAPI」や、ローカル領域にデータを保存できる「IndexedDB」など、API対応を強化した。

 Thunderbird 6は、Firefox 6と同じWebレンダリングエンジン「Gecko 6」を搭載。Windows 7のジャンプリストへの対応や、Microsoft Outlookからのメッセージインポート処理の改善などを行った。

 Mozillaは今年に入ってリリースのサイクルを短くしており、バージョン4以降は、セキュリティアップデートのみのバージョン公開はしていない。このため高速リリースサイクルが適用されないFirefox 3.6向けには、別途セキュリティアップデートのバージョン3.6.20を合わせて公開した。