国内の家電量販店でのイメージスキャナーの販売台数が10カ月連続で前年同期比2ケタ増を記録していることが、市場調査のジーエフケー マーケティングサービス ジャパン(GfK Japan)が2011年6月15日に発表した販売動向調査で分かった。書籍を電子化する“自炊”のブームが背景にあるという。

 同社の小売店パネル調査でオンライン収集しているデータを集計したもので、2010年7月から2011年5月まで、20%から50%程度の間の成長率を維持。直近1年間(2010年6月~2011年5月)のスキャナー販売台数は、前年の約1.3倍に増加しているという。

 特に、複数枚の原稿を自動で給紙する機構のシートフィーダータイプの伸びが大きく、2010年4月以降14カ月連続で前年同期比50%増以上で成長して市場をけん引している。2009年は22%程度だった構成比は、2011年5月には41%まで拡大した。

 シートフィーダータイプは、自動で数十枚単位の原稿を読み込めるため、書籍を裁断して電子データ化しようとするユーザーに人気がある。2009年末ごろから2万円台の手ごろな価格の製品も出ており、タブレット端末やスマートフォンの普及とともに、“自炊”を後押ししたと分析している。

 同社は、今後もタブレット端末やスマートフォンの拡大は続き、スキャナー市場もこれに合わせて拡大すると予想している。