2011年5月31日から6月4日まで台湾・台北市で開催中の「COMPUTEX TAIPEI 2011」で、台湾パソコンメーカー各社が特に展示に力を入れているのがタブレット端末だ。大手メーカー各社は、最新プラットフォームを搭載した新製品をいち早く展示している。

 台湾アスーステック・コンピューター(ASUS)は、OSに米グーグルの「Android 3.1」を搭載したタブレット端末「Eee Pad Transformer TF101」を展示している。Android 3.1は、5月10日に米グーグルが開発者向けイベント「Google I/O」で発表したばかりの最新バージョン。グラフィックスの描画速度やFlashの処理速度の向上、USB接続によるゲーム用コントローラーのサポート、標準のWebブラウザーやメールアプリの改良などが施されている。

 Eee Pad Transformer TF101は、スレート型のタブレット端末本体とともに、キーボードを兼ねたクレードルを用意し、ノートパソコンのようにタブレット端末部を立てて使える。CPUは米エヌビディアの「Tegra 2」、液晶ディスプレイは10.1型(1280×800ドット表示)、重さは680g。

 ASUSの説明員によると、Android 3.1搭載のTF101は「台湾で5月31日に、それ以外の各国・地域でも6月2日以降順次発売する」としている。台湾での価格はタブレット端末本体のみで1万4900台湾ドル(約4万2000円)、クレードルとのセットで1万7900台湾ドル(約5万1000円)。

 ASUSは、日本市場では6月中旬に同製品をAndroid 3.0搭載モデルとして発売予定。日本市場におけるAndroid 3.1搭載モデルの提供予定は、「日本向けモデルについてもAndroid 3.1の検証を始めている。検証が済み次第、Android 3.1へアップデートして使えるよう案内する予定」(ASUS日本担当広報)としている。

 台湾マイクロスター・インターナショナル(MSI)は、米インテルが開発中のネットブック向けCPU「Cedar Trail」(開発コード名)を搭載したタブレット端末「Windpad 120W」を参考展示している。Cedar Trailは2011年後半に量産出荷を予定している32nmプロセスのCPU。展示機のOSはWindows 7で、システムのプロパティでCPUを確認すると「Genuine Intel CPU @1.86GHz」と表示される。

 Windpad 120Wは10型の液晶ディスプレイを搭載。画面を無線LAN経由で大画面テレビなどに転送して表示できる「WiDi 2.0」に対応する予定だ。メモリーは2GB、SSDは16GBまたは32GBとしている。同製品の発売時期については「Cedar Trailはインテルが正式発表していないため、現時点では分からない」(MSIの説明員)としている。