バイドゥは2011年5月18日、日本語入力ソフト「Baidu IME」の記者説明会を開催した。3月に公開した最新版の機能を紹介した上で、パートナー企業エキサイトが提供するサービス「エキサイト翻訳」との共同プロモーションを開始することを発表した。

 Baidu IMEは、インターネット上のデータを利用して開発されている日本語入力ソフト。新語や口語などをスムーズに入力できること、「スキン」を切り替えることでソフトの見た目を変更できること、用途に応じたオプション辞書を備えることなどを特徴とする。自分の好みに合うようカスタマイズできることから「わたしスタイルIME」と銘打っている。最新版では、表示中の画面のスクリーンショットを取り込んで編集する機能を追加したり、Windows 7など最新OSに対応したりといった改良を加えた。

 パートナー企業と連携し、その企業独自の機能をBaidu IMEに搭載するといった取り組みも始めている。エキサイト翻訳との共同プロモーションは、その一環。エキサイト翻訳に簡単にアクセスできる専用アイコンを搭載したBaidu IMEを、今後提供予定という。こうした取り組みを通じて「インターネットの入り口としてのIME」(プロダクト事業部プロダクトマネージャーの肇虹氏)を目指すという。

 発表会では、タレントの下川みくにさんが登壇。バイドゥは、下川さんの中国でのタレント活動をサポートしている。中国語を覚えたいという下川さんに、肇氏がBaidu IME用の中国語辞書を紹介した。日本語を入力すれば、それに相当する中国語が変換候補として表示されるというものだ。下川さんは早速この辞書を使って、自身の中国語サイトにメッセージを入力。中国のファンからは即座に返信が寄せられ、下川さんも感激した様子だった。

 中国においては、文字入力ソフトを対象にカスタマイズをはじめとしたさまざまなサービスが展開されているという。「これは日本にはまだないマーケットで、非常に将来性が大きい」(事業企画部の畑山浩部長)。さらに同社の主力である検索サービスで培った技術が生かせる分野でもあるため、今後も力を入れていくと説明した。