NVIDIAは2011年1月25日、ミドルクラスのグラフィックスチップ「GeForce GTX 560 Ti」を発表した。既に販売されている「GeForce GTX 570」の下位モデルで、搭載ボードは2万円台後半から3万円台前半。日経WinPCはGeForce GTX 560 Tiのレファレンスボードを入手。従来の製品や競合するAMD製グラフィックスチップを搭載したボードを交えて性能を評価した(関連記事:NVIDIAがGeForce GTX 560 Tiを発表、ミドルクラスの新チップ)。

 GeForce GTX 560 TiはGeForce GTX 460の設計を受け継いだチップ。電力効率や性能が上がるように改良した。主な仕様は表の通り。GTX 460に比べ、シェーダー数が増え、コア、シェーダー、グラフィックスメモリーの各動作周波数が上がっている。GeForce GTX 460の性能を超えるのは確実で、競合のAMDのチップと比べてどれくらいの性能なのか、上位のGTX 570にどれだけ迫れるのかが気になるところだ。

「GeForce GTX 570」の下位モデル「GeForce GTX 560 Ti」のレファレンスボード。
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●GeForce GTX 570/560 Ti/460 1GBの主な仕様
※1…Graphics Processing Clusters、※2…Streaming Multiprocessors
チップ名称GTX 570GTX 560 Ti460 1GB
GPC(※1)4個2個2個
SM(※2)15個8個7個
シェーダー(CUDAコア)数 480個384個336個
テクスチャーユニット数60個64個56個
ROPユニット数40個32個32個
コア動作周波数732MHz822MHz675MHz
シェーダー動作周波数1.464GHz1.644GHz1.35GHz
メモリー動作周波数3.8GHz4.008GHz3.6GHz
メモリー容量GDDR5 1280MBGDDR5 1024MBGDDR5 1024MB
メモリーバス幅320ビット256ビット256ビット
メモリー 転送速度152GB/秒128.3GB/秒115.2GB/秒
製造プロセス40nm40nm40nm
消費電力(最大、ボード)219W170W160W
電源ユニットの推奨出力550W500W450W
最大動作温度97℃100℃104℃
トランジスター数30億19億5000万19億5000万

 GeForce GTX 560 Ti搭載ボードはGTX 460より長く、GTX 570より短い。補助電源端子はGTX 460と同じ6ピン×2。クーラーは動作音が気にならないほど、静かだ。

補助電源端子は6ピン×2で、GTX 460のレファレンスデザインと変わらない。
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上からGTX 570、GTX 560 Ti、GTX 460のレファレンスボード。GTX 560 TiはGTX 460とGTX 570の中間より少し長い。
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GTX 560 Tiのレファレンスボードのクーラー。GTX 460のものと形状は似ているが、ヒートパイプが1本多い3本だ。
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レファレンスボードの基板。チップ本体には開発コード名を示す「GF114」のマーキングがある。グラフィックスメモリーのチップ数はGTX 460と同じで8個。
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情報表示ソフト「GPU-Z 0.5.0」の画面。メモリーは実動作周波数の1002MHzになっている。

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