富士通は2011年1月12日、パソコンの春モデルを発表した。デスクトップは、専用の眼鏡を掛けなくても3D映像を楽しめる「ESPRIMO FH99/CM」など3シリーズ8機種、ノートは、デザインを一新した「LIFEBOOK NH77/CD」など6シリーズ9機種。1月20日から順次発売する。

 富士通は2010年夏モデルから3D対応パソコンを投入してきた。今回はこれを拡大。眼鏡を装着して3Dを楽しむモデルに加え、眼鏡なしでも3Dを楽しめるグラスレスモデルを追加した。

 グラスレスモデルは、デスクトップの「ESPRIMO FH99/CM」だ。従来、眼鏡なしで3D映像を楽しめるパソコンを作ろうとすると、液晶にモアレが発生しやすくなる、視野角が狭くなるといった難点があった。また、一部のテレビで採用されている、映像を3D化するためのフィルターを液晶面に形成する方法では、コストが掛かりすぎるという問題もあった。

 そこで、富士通は外付けタイプの3D化フィルターを開発。映像を3D化したいときだけ、そのフィルターをパソコンのディスプレイに取り付けることで、価格を抑えつつも、眼鏡なしで3D映像を楽しめるパソコンを作ったという。

 「ESPRIMO FH99/CM」は、23型のフルHD液晶を搭載。地上デジタル、BSデジタル、110度CSに対応したデジタルチューナー2機とブルーレイディスクドライブを内蔵する。CPUはCore i7-2630QM、ハードディスクは2TB。実勢価格は約26万円になる見込みだ。

 FH99/CM以外のFHシリーズは、眼鏡を掛けて楽しむ従来の3Dに対応したモデルとして「FH98/CM」と「FH58CM」を、タッチパネル液晶を搭載したモデルとして「FH76/CD」と「FH52/CT」を、3波チューナーを搭載した地デジパソコンとして「FH55/CD」をそろえる。さらに、地デジチューナーを搭載した低価格機「EH30/CT」、パソコンとしての性能にこだわった「DHシリーズ」の「DH77/C」と「DH53/C」も投入する。

 ノートでは、主要な機種でデザインを変更した。ラインアップは、A4ノートが最上位機の「LIFEBOOK NH77/CD」、3D対応モデルからPentium P6200搭載の低価格モデルまで性能の異なる製品を幅広くそろえた「同AHシリーズ」の6モデル、14型液晶とAthlon II P340を搭載した低価格な「同LH52/C」の計8モデル。モバイルノートが、Core i5を搭載した「同SHシリーズ」の2モデル、Core i3またはAMDのE-350を搭載した「同PHシリーズ」の2モデル、Atom N475を搭載したネットブック「同MH30/C」の計5モデルである。