Futuremarkは2010年12月7日、定番グラフィックスベンチマークソフト「3DMark」の最新版として「3DMark 11」を発表した。3DMarkシリーズは業界標準ともいえるベンチマークソフトであり、その結果はグラフィックスチップの性能を評価するための指標の一つになっている。日経WinPCは、19種類のグラフィックスボードの3DMark 11でのスコアを調査した。

 3DMark 11はDirectX 11専用のベンチマークソフト。実行するにはDirectX 11に対応したグラフィックスチップ(ボード)が必要になる。これまで使われていたのは、2008年4月に発表された「3DMark Vantage」。DirectX 10用で、DirectX 11の機能を使ったときのグラフィックスチップの性能は測れなかった。

 3DMark 11には、「Basic Edition」「Advanced Edition」「Professinal Edition」の3種類がある。無料で使えるのはBasic。「Performance」のプリセット(後述)のみを何度でも実行可能だ。3DMark Vantageにも無料版はあったが実行は1回に限られていた。Advancedは19.95ドルで、すべてのプリセットを実行可能なほか設定の各種項目も変更できる。Professinalは商用でも使える業務向けのバージョン。995ドルと高額だ。いずれも3DMarkのWebサイトから入手可能だ。Basicは何度でも使えるとはいえ制限が厳しいので、ベンチマークテストが好きな人は、ほとんどの機能が使えるAdvancedを購入した方が楽しめるだろう。

 3DMark Vantageと同様に、3DMark 11も「プリセット」と呼ぶ設定でテスト内容を決められる。「Entry」はノートPCなどを想定した1024×600ドットと低い解像度。物体の輪郭を滑らかにするアンチエイリアスは行われず、光や影の表現の品質を低くして描画負荷を抑えている。中間の負荷となるのが「Performance」。解像度は1280×720ドットだ。最も負荷が高いのは1920×1080ドットの「Extreme」。特殊効果も最高画質の設定になる。解像度や画質は細かく設定することもできる。

3DMark 11 Professional Editionの設定画面(以下同じ)。「Entry」「Performance」「Extreme」の3種類の設定を選べる。
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Advenced Edition以上では、設定項目を細かくカスタマイズ可能だ。
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Professionalは業務向けで995ドルと高額。画質を調べるテストやコマンドラインからの自動実行などに対応している。
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