AMDは2010年10月22日、「Northern Islands」(ノーザンアイランズ)の開発コード名で呼ばれていた新アーキテクチャーを採用したグラフィックスチップ「Radeon HD 6800」シリーズを発表、その詳細を明らかにした(関連記事:AMD、次期主力グラフィックスチップの「Radeon HD 6000」シリーズを発表)。

 AMDでグラフィックス製品を統括するマット・スキナー副社長は、「パワーユーザーたちはDirectX 11グラフィックスチップとして大成功を収めたATI Radeon HD 5800シリーズの性能を、より安価に実現できる製品を求めている」と市場を分析。第2世代のDirectX 11対応アーキテクチャーとなるNorthern Islandsでは「より小さな半導体サイズと低い消費電力で性能を向上できるように最適化を図った」とした。AMDは、その第1弾製品として、ATI Radeon HD 5800シリーズの後継の「Barts」(バーツ、開発コード名)と「Cayman」(ケイマン、同)の2種類のコアを開発。Radeon HD 6800シリーズはBartsコアを採用した製品だ。Caymanコアの上位シリーズ「Radeon HD 6900」シリーズは11月第3週に、Caymanコアを2個搭載した新しいフラッグシップモデルとなる「Radeon HD 6990」(開発コード名はAntilles、アンティレス)は年内に出荷する。

インタビューに答えるAMDのマット・スキナー副社長。
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Radeon HD 6000シリーズの製品戦略。Radeon HD 5800シリーズの後継として、2種類のコアを開発。フラグシップモデルとして、Cayman×2構成のAntillesを今四半期中に投入する計画だ。図はAMDの資料から抜粋した(以降同じ)。
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Bartsコアの設計当たっては、高性能グラフィックスボードとしては比較的消費電力の低い約150Wに抑えつつ、安価かつRadeon HD 5800シリーズの性能と機能を実現すべく、アーキテクチャーの最適化を図ったという。
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価格当たりの性能は、Northern Islands世代でさらに向上した。
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AMDの高性能グラフィックスボードの移行計画。Radeon HD 6800シリーズのあと、上位製品としてHD 6950/6970、2チップ構成のHD 6990を出す。ATI Radeon HD 5700シリーズは価格を下げ、継続販売する。
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