教育の今後を考えるイベント「New Education Expo 2010」が、2010年9月22~24日の日程で東京都江東区で開催されている。各社の最新デジタル教科書を見られるコーナーなど、教育の情報化に関する展示やセミナーも豊富に用意されている。

 New Education Expo 2010は、今回で15回目となる国内最大級の教育イベント。総務省・経済産業省・各都道府県の教育委員会などが後援、内田洋行、富士通、インテル、マイクロソフト、ソフトバンクBBが特別協賛する。有識者による講演や、学校での事例発表、企業による製品展示などが行われている。

 「デジタル教科書体験コーナー」には、光村図書出版、帝国書院、大日本図書、学校図書といった教科書会社の展示がずらり。2011年度から全面実施される新学習指導要領に対応したデジタル教科書を、大型のタッチパネルを使って実際に操作できる。例えば光村図書出版の、小学校1年生向けの国語の教科書に収録されている「じどう車くらべ」という単元。自動車の挿絵の部分を大きく拡大して乗ったことのある自動車を発表させたり、各自動車の役割を紹介する短い動画を見せたりといった使い方ができることが説明されていた。

 今回から小学校向けデジタル教科書を新たに用意した東京書籍では、教諭が自由に教材を作れる機能「My教科書エディタ」をアピール。例題や挿絵など教科書の各パーツをドラッグ・アンド・ドロップでMy教科書エディタ内にコピーし、文言などを自由に変更できる。教諭自らが撮影した写真なども取り込めるため、独自性の高い教材を作成可能という。また、過去に学習した類似の内容を簡単に振り返れる機能も搭載。例えば5年生で「小数のかけ算」を学ぶ際は、過去に何年生でどんなかけ算を学習したかが一覧表示され、リンクをクリックすることでその内容を復習できる。

 内田洋行は、9月21日に発表したばかりの小型・軽量の電子黒板「eB-S for school」を展示。電子ペンと、その動きを検知するセンサーとで構成されており、センサーを取り付ければ既存の黒板やホワイトボードなどを電子黒板として利用できるようになる。センサー部分は約70グラムで、サイズも胸ポケットに入るほど小さい。このほか、小学校低学年の児童でも電子黒板に容易に書き込みができるように黒板の位置を上下にスライドさせる機器や、パソコン操作が苦手な教諭でも使えるよう、紙に印刷されたマークをペンでタッチするだけでデジタルコンテンツを再生できる製品なども展示されていた。