OCZ Technologyはメモリーや電源ユニット、冷却パーツのほか、マウスやキーボードなども手掛けるPCパーツメーカー。PCゲーム向けをうたう高性能な製品を多くそろえる。品質への評価は高く、ハイエンド志向のユーザーから支持を得ている。同社では、ここ数年SSDに力を入れており、新製品を矢継ぎ早に投入している。2010年7月3日に開催された「DIY PC Expo In Nagoya」のブースでもSSDを中心に展示していた。

OCZ Technologyのブースでは現行SSDを展示、デモしていたほか、国内では未発売の製品も参考出品していた。
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 「Vertex 2 Pro」シリーズは、2010年7月中に発売を予定する新製品だ。性能を左右するコントローラーチップは、速さを売りにしたSandForce製の「SF-1500」を搭載。OCZ Technologyがチューニングした独自ファームウエアを使う。フラッシュメモリーはMLCタイプを採用し、公称のデータ転送速度は読み出しが285MB/秒、書き込みは275MB/秒となる。PCとのインターフェースであるSerial ATA 3Gbpsの規格値の300MB/秒に迫る速さだ。ラインアップには、50GB(実勢価格5万8000円)、100GB(同8万3000円)、200GB(同14万4000円)、400GB(同29万5000円)の4モデルがある。

Vertex 2 Proシリーズ。400GBの大容量モデルがある上位製品のため、来場者の関心は高かった。
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 2010年7月中に発売予定のモデルとして、最上位の「Vertex 2 EX」シリーズも展示していた。コントローラーチップは、SandForce製のSF-1500で、オリジナルファームウエアを備える点はVertex 2 Proシリーズと同様だ。違うのは、フラッシュメモリーの種類で、Vertex 2 EXはSLCタイプとなる。50GB(実勢価格11万9000円)、100GB(同22万2000円)、200GB(同47万4000円)の3モデルある。

最上位のVertex 2 EXシリーズ。エンタープライズ向けの製品のため「自作市場での流通は少ない」(OCZ TechnologyのRebecca氏)という。
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 低価格を売りにする「Onyx」シリーズも、多くの来場者の関心を集めていた。ラインアップは2モデルあり、32GBモデルが実勢価格1万1000円、64GBモデルが同1万9000円。いずれも、コントローラーチップはINDILINX製の「Amigos」。MLCタイプのフラッシュメモリーを使う。64MBのキャッシュメモリーを搭載し、Windows 7が搭載するTrim機能に対応する。

Onyxシリーズは、同社製SSDの高価なイメージを覆すような低価格モデル。32GBモデルの実勢価格は1万1000円。
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デモ機では「Vertex 2」シリーズと「Vertex」シリーズのベンチマークを実行していた。結果はいずれも250MB/秒を超えていた。
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 2.5インチHDD互換の一般的なSSDに加え、USBメモリーのように携帯して使う、小型で軽量なモデルも展示していた。「Enyo」はUSB 3.0でPCと接続する外付けのSSDだ。外形寸法は幅56×奥行き110×高さ10mmで、重量は87.8g。公称の転送速度は、モデルによって異なり、一番速い256GBモデル(実勢価格10万4000円)は、読み出しが260MB/秒、書き込みは200MB/秒となる。ラインアップはほかに、128GB(同5万2000円)、64GB(2万8500円)がある。

Enyoは、USB 3.0接続の外付けSSDだ。ケースはアルミニウム製。表面にマット加工を施して、高級感を高めた。
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モックでの参考出品ながら、1.8インチのSSDも展示していた。写真の「Onyx」シリーズのほか「Vertex 2」シリーズもあった。いずれも海外では発売済みだが、日本での発売は未定。
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