Intelはデスクトップ向けCPUの新製品として、倍率可変が可能な新シリーズのCore i7-875KとCore i5-655Kを発売する。米国での大手メーカー向けの卸値はCore i7-875Kが342ドル、Core i5-655Kが216ドルとなる。2010年5月28日時点で日本の実勢価格は不明だが、Core i7-875Kが3万6000円、Core i5-655Kは2万3000円程度になるとみられる。日経WinPC編集部ではCore i7-875K、Core i5-655Kのサンプル品を入手。オーバークロック耐性を調べた。

標準時の動作周波数が2.93GHzのCore i7-875K。実勢価格は3万6000円程度と、ベースモデルのCore i7-870(5万7000円)に比べて値ごろ感が高い。外観はこれまでのLGA1156のCPUと同じだ。(※画像は刻印の一部を消去してある)

 Core i7-875KとCore i5-655Kは、現行モデルのCore i7-870とCore i5-650をベースにした製品だ。基本仕様はCore i7-870やCore i5-650と変わらない。動作周波数はCore i7-875Kが2.93GHz、Core i5-655Kが3.2GHzとなる。Turbo Boost時はCore i7-875Kが3.6GHz、Core i5-655Kが3.46GHzまで上昇する。

 この「K」モデルはさらにTurbo Boost時の倍率を変更できる。これにより自己責任のもとでオーバークロックを容易に試せるようになっている。Turbo Boostの倍率変更はこれまで最上位の「Extreme Edition」でのみ可能だった。ただ、Core i7-875K/i5-655Kは規定のコア倍率自体は変更できない。倍率を自由に変えられるAMDの「Black Edition」とはこの点が異なる。

ASUSTeK Computerのマザーボード「Maximus III GENE」にCore i7-875Kを装着した際のBIOSメニュー。「Ratio Status」の項目は「Max:Unlimited」になっている。「CPU Ratio Setting」で倍率を変更できる。
[画像のクリックで拡大表示]

この先は会員の登録が必要です。有料会員(月額プラン)は初月無料!

日経 xTECHには有料記事(有料会員向けまたは定期購読者向け)、無料記事(登録会員向け)、フリー記事(誰でも閲覧可能)があります。有料記事でも、登録会員向け配信期間は登録会員への登録が必要な場合があります。有料会員と登録会員に関するFAQはこちら