個人向けネットストレージサービスとして最も人気を集めている「Dropbox」に強力なライバルが出現した。米国のベンチャー企業、シュガーシンクが提供するデータ同期ツール「SugarSync」だ。5月20日、同社CEOのローラ・イーシーズ氏が来日し、日本語版の提供開始を発表すると同時に、その使い勝手の良さをアピールした。

 発表したのは、ネット上のサーバーを仲立ちとし、複数のパソコンや携帯端末間でデータを同期・共有するクラウド型のサービス。米ドロップボックスが提供する「Dropbox」と同じタイプのサービスである。

 SugarSyncのユーザーは、2GBまでなら無料で利用可能。有料サービスは、30GB(月額4.99ドル)、60GB(9.99ドル)、100GB(14.99ドル)、250GB(24.99ドル)、500GB(39.99ドル)の5種類用意されている。

 SugarSyncが優れているのは、同期するフォルダーを柔軟に指定できること(図)。例えば、サーバー上にA~Eの5種類のフォルダーを置いたとき、どのフォルダーと同期させるかは、各デバイスごとに選択可能。デスクトップPCは5種類すべて、ネットブックは2種類、携帯端末は1種類だけ、といった具合に、デバイスに応じて同期フォルダーを絞り込むことができる。また、幅広い携帯端末をサポートしていることも特徴の1つ。Android、iPhone、BlackBerry、Windows Mobileのすべての携帯端末でデータの同期や閲覧が可能だ。

 SugarSyncは、野口悠紀雄氏の「超「超」整理法」や小山龍介氏「整理HACKS!」などのノウハウ本で紹介されたことをきっかけに、日本国内のユーザーが急増。「全世界に占める日本ユーザーの割合は8%に達した」という。こうした点を踏まえ、同社では日本法人設立の検討を始めるとともに、日本ユーザー向けにサポート体制の整備も進めていくという。