台湾MSIは、2010年2月15日からスペインで開催中の携帯電話展示会「Mobile World Congress 2010」(以下、MWC)において、2枚の液晶ディスプレイを搭載したノートパソコンの試作機を展示している。キーボードがないのが特徴で、すべてマルチタッチ式のディスプレイで操作する。ディスプレイはそれぞれ10型で、CPUは米インテルのAtom。OSはWindows 7がインストールされていた。「1月に米国で開かれたInternetional CESで初めて展示した。開発の進捗状況は、CESのときのまま」(説明員)。

 ディスプレイの表示モードは2種類あり、一つはそれぞれが別々のディスプレイとして動作するモード。いわゆるデュアルディスプレイとして使える。もう一つは2画面を使って一つのデスクトップを表示させるモードだ。モードを問わず、表示方向は縦向きと横向きのいずれかに切り替えられる。「本体を傾けるとちょうど本を読むスタイルになる。2画面でフルにデスクトップを表示させ、電子書籍リーダーソフトを使ってもらうことも想定している」(説明員)。なお、文字入力はソフトキーボードで行う。

 具体的な製品化については未定。「ハード的な仕様は、携帯電話のデータ通信機能や無線LAN機能を含めて、まだ最終的に決めたものではない。試作機に対するユーザーの反応を見て製品化を検討したい」(説明員)。なお、3月にドイツで開催するIT関連展示会のCeBITでは、開発を進めた最新版の試作機を披露する予定だという。