ノルウェーOpera Software ASAは,同社の携帯電話機向けWebブラウザー「Opera Mini」を米Apple, Inc.のiPhone向けに移植した「Opera Mini for iPhone」を,報道陣限定でお披露目した。

 2月15日に開幕した携帯電話関連の世界最大の展示会「2010 Mobile World Congress」(MWC2010)の前日,14日夜に開かれた報道陣向けイベント「ShowStoppers @ Mobile World Congress」の同社ブースで,稼働状態のOpera Mini for iPhoneを見せたもの。開催中のMWC2010の同社ブースでは一般公開していない。同社は事前に,MWCにおいてOpera Mini for iPhoneを報道陣とパートナー向けに限定公開を行うとアナウンスしていた。

 Opera Mini for iPhoneは,サーバーと連携して動作するタイプのWebブラウザーである。端末がWebページのデータを直接処理するのではなく,サーバー側で iPhone向けにWebサイト・データを最適化してから端末にデータを圧縮して送り,表示する仕組み。このため,「我々のテストでは,(iPhoneが標準装備するWebブラウザーである)Safariより,Webサイトの表示が6倍速かった」(説明員)とする。お気に入りのWebサイトをサムネール画像付きで並べる「スピードダイヤル」などを備え,見た目や使い勝手はフル機能のWebブラウザーと同等だとする。

 Opera Mini for iPhoneの一般公開に関しては「現在Apple社と交渉中」(説明員)で,時期は未定とする。Opera Miniの機能がApple社がiPhoneに標準で備えるSafariと競合するという理由で,Apple社からAppStoreへの登録を拒否されているとする一部報道もある。