AMDは2010年2月9日、低価格機向けのグラフィックスチップ「ATI Radeon HD 5570」を発表した。1月に発表した「ATI Radeon HD 5670」と同じ内部構造で各部の動作周波数を下げた製品。DirectX 11や同社独自の多画面出力技術「ATI Eyefinity」に対応する。同日、ボードメーカー各社はATI Radeon HD 5570を搭載したグラフィックスボードを発表した。実勢価格は1万円前後。日経WinPC編集部はATI Radeon HD 5570のレファレンスボードを入手。性能や消費電力を測定した。

ATI Radeon HD 5570搭載のレファレンスボード。クーラーは1スロットタイプで、ロープロファイルでも利用できる基板デザインだ。
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 ATI Radeon HD 5570はシェーダーを400個、テクスチャーユニットを20個、「Color ROP」ユニットを8個備える。動作周波数はコアが650MHz、メモリーが1.8GHz相当。ボードの消費電力は最大42.7W、アイドル時9.69Wと低い。製造プロセスは40nmだ。AMDは競合製品として「GeForce GT 220」を挙げており、ATI Radeon HD 5570は主要なゲームで平均35%高い性能が得られるとした。

ATI Radeon HD 5500シリーズの内部構造。シェーダーは400個、テクスチャーユニットは20個、「Color ROP」は8個。メモリーは128ビットで接続する。AMDの資料から抜粋した。
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ATI Radeon HD 5500シリーズの主な仕様。ユニット数は上位のATI Radeon HD 5670と同じ。コアとメモリーの動作周波数が低い。
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AMDが公開したGeForce GT 220との性能の比較。平均で35%ほど高い性能が得られるという。
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●ATI Radeon HD 5570とそのほかラインアップの主な仕様
チップ名称567046705570545045504350
製造プロセス40nm55nm40nm40nm55nm55nm
トランジスター数6億2700万5億1400万6億2700万2億9200万2億4200万2億4200万
コア動作周波数775MHz750MHz650MHz650MHz600MHz600MHz
シェーダー数400個320個400個80個80個80個
テクスチャーユニット数20個32個20個8個8個8個
ROP数8個8個8個4個4個4個
メモリー 種類GDDR5GDDR3/DDR3DDR3DDR3/DDR2GDDR3/DDR3/DDR2DDR2
メモリー 容量512M/1GB512M/1GB最大1GB最大1GB256M/512M256MB
メモリー 動作周波数4.0GHz2GHz/1.8GHz1.8GHz最大1.6GHz1.6GHz1GHz
メモリー バス幅128ビット128ビット128ビット64ビット64ビット64ビット
ボードの消費電力(アイドル時/負荷時)14W/61W最大59W9.69W/42.7W6.4W/19.1W最大20W最大20W

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