ラトックシステムは2009年11月中旬、USB 3.0のインターフェースボード「REX-PEU3」とExpressCard「REX-EXU3」を発売する。また12月下旬には、USB 3.0に対応したリムーバブルケース「SA-DK1-U3」、5インチドライブケース「RS-EC5-U3」、HDDケース「RS-EC3-U3WS」「RS-EC3-U3BK」も発売する。日経WinPCはREX-PEU3とSA-DK1-U3を入手、性能や使い勝手を調べた。

 REX-PEU3はPCI Express x1で接続する拡張ボード。コントローラーはNECエレクトロニクスの「μPD720200」だ。ブラケット部にUSB 3.0対応のポートを2個と、基板上にSerial ATAデバイス用と同じ形状の電源コネクターを備える。電源を接続すると、各ポートで最大900mAを供給できる(接続しないと2ポート合計で1000mA)。対応OSはWindows XP/Vista/7(64ビット版も含む)。ロープロファイル用のブラケットやSerial ATA用電源コネクターと汎用コネクターの変換ケーブルが付属する。直販価格は5980円。REX-EXU3はExpressCard/34スロット用のインターフェースカード。主な仕様はREX-PEU3と同じだ。電源供給用にACアダプターが付属する。直販価格は7980円。

 SA-DK1-U3はUSB 3.0で接続可能な外付け型のリムーバブルドライブケース。Serial ATAの3.5インチHDDや2.5インチのHDD/SSDを入れられる。Serial ATAとUSB 3.0のブリッジチップは富士通マイクロエレクトロニクス製。直販価格は1万4800円。RS-EC5-U3は5インチドライブ用の外付けケースで直販価格は1万1800円。RS-EC3-U3WSとRS-EC3-U3BKは、ファンレスの外付けHDDケース。色違いで直販価格はいずれも9980円となっている。

 USB 3.0は現在広く普及しているUSB 2.0の後継規格だ。信号の伝送速度をUSB 2.0の480Mbpsから5Gbpsへと大幅に高速化したほか、転送効率を高める工夫を盛り込んだ。USB 3.0はUSB 1.1/2.0との互換性を確保すべく作られている。ただ伝送方式を変更したため、ケーブルやハブではUSB 1.1/2.0用とは別にUSB 3.0用の配線を設ける必要がある。コネクターも、USB 1.1/2.0で使う信号ピンに加えてUSB 3.0専用の信号ピンを用意する。

 USB 3.0で規定された速度で動かすには、ポート(コントローラー)とケーブル、デバイスがすべてUSB 3.0に対応している必要がある。デバイスとコントローラーはもちろんだが、ケーブルはUSB 3.0用の信号線を追加したタイプでないとUSB 2.0として動作することになる。

ドライブケースは既存モデルを踏襲

 今回テストに使用したのはSA-DK1-U3。同社製の既存の外付け型リムーバブルドライブケースを踏襲した作りになっており、インターフェースのみが異なる。

テストに使用したSA-DK1-U3。Serial ATA接続の3.5インチHDDや2.5インチのHDD/SSDを入れられる。写真はサンプル品。
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SA-DK1-U3の背面。右下の青い端子がUSB 3.0のインターフェースだ。
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USB 3.0対応デバイス側が備えるBコネクター。USB 1.1/2.0のコネクターの上に、USB 3.0専用のピンを配置した「山」を追加したような形になっている。
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USB 3.0ケーブルを挿したところ。コネクター部分はUSB 2.0ケーブルに比べて縦長だ。奥まで押し込まないとUSB 3.0として動作しない。
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従来のUSBケーブルを挿したところ。コネクターの上側にすき間ができる。この状態でも、USB 2.0デバイスとして動作する。
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