日本AMDは2009年8月29日、東京・秋葉原でユーザー向けのイベント「“一足早いカウントダウン”~Get Ready with AMD~」を開催した。会場は「CAFFE SOLARE リナックスカフェ秋葉原店」。日本AMDが自社製品をアピールしたほか、マザーボードメーカー各社やロジクール、アドビ システムズ、マイクロソフトが最新技術や製品について解説した。

イベントの会場は、東京・秋葉原にある「CAFFE SOLARE リナックスカフェ秋葉原店」。会場内は常に満員で、最後のじゃんけん大会は外にも人があふれるほどだった。

 日本AMDがメインに据えていたのは、8月4日に発表した、グラフィックス機能内蔵型の新チップセット「AMD 785G」。同社の土居憲太郎氏は、3D画像描画性能は前世代の「AMD 780G」から大きくは変わっていないとしながらも、強化した動画再生支援機能「UVD 2.0」が次期主力OSの「Windows 7」で効果的に使えることで、「業界が激震するテクノロジーを満載している」とアピールした。

頭にタオルを巻いたカジュアルな装いで新チップセット「AMD 785G」の新機能を解説する日本AMDの土居憲太郎氏。
[画像のクリックで拡大表示]

 まずは、AMD 785G搭載のマザーボードと低消費電力版のクアッドコアCPU、Phenom II X4 905eの組み合わせでハイビジョン映像の再生を実行。AMD 785Gが備えるUVD 2.0の支援が効いて、CPU負荷が1~2%に収まることを示した。なお、Windows VistaまではUVDなどの動画再生支援機能を有効に使うのに別途再生ソフトが必要だったが、Windows 7では「Windows Media Player」が標準でサポートする。UVDにかかわる設定なども特になく「UVDがあるシステムでは自動で有効になる」(日本AMDの土居氏)という。

AMD 785GとPhenom II X4 905eを組み合わせたPCでのデモ。AMD 785Gの動画再生支援機能が有効だと、フルHDの映像を再生してもCPU負荷が1~2%で済む。
[画像のクリックで拡大表示]

 このほか、サイバーリンクの動画編集ソフト「PowerDirector 8」では、動画のエフェクト適用や、最終出力をグラフィックス機能で高速化できるとした。「ゲームの快適なプレーや、動画変換をより速くするなどでは単体のグラフィックスボードに分がある。ただUVD 2.0を搭載したことで、チップセット内蔵グラフィックスでもできることの幅が広がった」(土居氏)。Windows 7が備えるネットワーク内のコンテンツ配信機能についても触れ、「現在、送出側PCでは動画を配信用に変換するのにCPUを使っている。Windows 7に間に合うタイミングで、グラフィックス機能で変換をサポートするドライバーを提供する」(土居氏)とした。

グラフィックスチップの性能に影響を与える要素についての解説。AMDは、シェーダー(同社の呼び名はストリーミングプロセッサー)の数を増やして動作周波数を落とす方が性能向上に適している(効率が良い)という方針で設計しているとした。
[画像のクリックで拡大表示]

この先は会員の登録が必要です。有料会員(月額プラン)は初月無料!

日経 xTECHには有料記事(有料会員向けまたは定期購読者向け)、無料記事(登録会員向け)、フリー記事(誰でも閲覧可能)があります。有料記事でも、登録会員向け配信期間は登録会員への登録が必要な場合があります。有料会員と登録会員に関するFAQはこちら