セキュリティ企業の英ソフォスは2009年8月4日、パソコンの壁紙(背景)を変更してブルースクリーンに見せかける偽ソフト(偽セキュリティソフト)を確認したとして注意を呼びかけた。Windowsに重大なエラーが発生したように思わせて、有料版の偽ソフトを購入する必要があると“恐喝”。有料版の販売サイトに誘導し、クレジットカード番号などを入力させようとする。

 ここでの「偽ソフト」とは、大した機能を持たないにもかかわらず、ウイルス対策などの機能を備えていると偽って配付されるソフトのこと。インストールすると勝手に動き出して、「ウイルスが見つかった」といった偽の警告ダイアログを表示。問題を解消したければ、有料版を購入する必要があるとして販売サイトにユーザーを誘導し、クレジットカード番号などを入力させる。ユーザーを脅して購入させようとするために、「セキュリティ対策ソフトの押し売り」や「詐欺的なソフトウエア」などとも呼ばれる。

 今回の偽ソフトは、Windowsの壁紙を変更することが特徴。ブルースクリーンに見せかけた画像に変更してユーザーを驚かす(図)。画像には、英語で「あなたのコンピューターはスパイウエアに感染しています」といった警告メッセージが記載されている。同社の情報によれば、警告メッセージには文法上の誤りが多いため、別言語のメッセージを機械翻訳している可能性が高いという。

 その後、一般的な偽ソフトと同じように、偽の警告ダイアログやポップアップを表示。それらをクリックすると、有料版偽ソフトの購入ページに誘導される。ただし、その購入ページでクレジットカード番号などを入力しても、何も起きない。偽ソフトの料金は引き落とされるが、有料版を入手することはできない。

 ソフォスでは、今回のような手口にだまされないよう改めて注意喚起している。