バッファローは、自社ブランドで販売するSSDのアクセス速度を改善するユーティリティーソフト「TurboSSD」を、2009年8月中にも自社製品のユーザーに対し提供する。小容量データの書き込み処理が極端に遅くなる、いわゆる「プチフリーズ」と呼ばれる現象の軽減を図る。

 TurboSSDは、メインメモリーの一部をSSD専用のキャッシュ領域として確保し、小容量のデータをSSDへ書き込む際に一時蓄積するもの。キャッシュ内に一定量のデータが蓄積した段階で、まとめてSSDに書き込む。小容量のデータの書き込みが大量に発生し、そのつどブロックの消去と再書き込みが起こるのを防ぐ仕組みだ。確保するキャッシュ容量は最小32MBで、パソコンに搭載するメモリー容量などに応じてユーザーが設定できる。バッファロー製品のほか、グループ会社のCFD販売が扱うSSDにも適用可能。ただし、CFD販売のSSDではキャッシュ容量の変更機能を省いている。

 同社は、自社で運営するパソコンユーザー向けのコミュニティーサイト「CoDE」で、TurboSSDのベータ版を7月30日から配布し、動作確認や性能面での評価などを進めている。こうした評価が完了した段階で、早ければ8月中にも正式版の配布を始める意向だ。

 SSDはここ1~2年、アクセス速度の高さや単価の下落を背景として自作PCユーザーを中心に需要が増えており、それに合わせて各社が相次ぎ新製品を投入している。しかし一部の初期製品や低価格製品では、数KBと小容量のデータを大量に書き込む場合、アクセス速度が極端に遅くなる「プチフリーズ」と呼ばれる現象が起こっており、課題とされていた。プチフリーズ現象の原因は、フラッシュメモリーコントローラーのアルゴリズムのほか、SSD内部にキャッシュを搭載していないこともあるとされている。同社では、TurboSSDにより書き込み速度の低下を防ぎ、プチフリーズ現象を軽減させるとともに、SSD市場における自社製品の差異化を図る考え。


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