COMPUTEX Taipei 2009では、6Gbpsでデータを転送できるSerial ATA Rev 3.0や、USB 3.0といった、次世代高速インターフェースへの対応が順調に進んでいることを実感させる展示があった。中でもASUSTeK Computerは、Intel X58マザーボードの新製品「P6X58 Premium」を使ってSerial ATA 6Gbpsの実働デモを公開。Seagate TechnologyのSerial ATA 6Gbps対応HDDのプロトタイプ「Barracuda ST3500410AS」が、現行のSerial ATA 3Gbps対応HDDに比べ、2倍近い性能を発揮することをベンチマークテストを使って紹介した。

ASUSTeK ComputerのSerial ATA 6GbpsとUSB 3.0の両方に対応するマザーボード「P6X58 Premium」
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P6X58 PremiumによるSerial ATA 6GbpsとSerial ATA 3Gbpsのベンチマーク比較結果
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 ASUSTeK ComputerのP6X58 Premiumには、Serial ATA 6Gbpsコントローラーに「Marvell 88SE91XX」シリーズを採用。同コントローラーは1チップで2ポート出力をサポートするほか、RAID 0/1や256ビットのデータ暗号化機能も実装する。GIGABYTE TECHNOLOGY「GA-EP55-UD5」も、同じコントローラーを2個搭載することでSerial ATA 6Gbps対応を果たす。一方拡張ボードでは、Promise Technologyが8ポートのSerial ATA 6GbpsまたはSAS(Serial Attached SCSI) 6Gbps出力に対応するRAIDボード「SuperTrak EX8760」を出品しており、Serial ATA 6Gbpsへの移行が始まったことを感じさせた。

GIGABYTE TECHNOLOGY「GA-EP55-UD5」のRAIDコントローラーの周辺回路。Serial ATAポート左側にある2つの空きパターンに「Marvell 88SE91XX」が実装される
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Marvell Technology Groupも、自社ブースでSerial ATA 6GbpsコントローラーMarvell 88SE91XXの実働デモを披露
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Promise TechnologyのSerial ATA 6Gbps対応RAIDコントローラーボード「SuperTrak EX8760」
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 USB 3.0対応製品については、メーン会場で公開された製品は少ないが、会場周辺のホテルなどで開いたプライベートショーなどでは、USB 3.0の実働デモも公開していた。ASUSTeK ComputerのP6X58 Premiumのように実働デモは紹介しなかったが、SilverStone Technologyの「SST-TS03」のようにUSB 3.0ハブを搭載した製品もあった。

 USB 3.0は、最大5Gbpsの転送速度を実現し、バスパワーによる電源供給も現在の5V/500mAから同900mAへと増えることで、外付けストレージ用インターフェースの本命といわれている。その一方で、現在利用できるUSB 3.0コントローラーがNECエレクトロニクスの「μPD720200」に限定されることもあり、現在は検証中とするベンダーが多く、対応製品の登場にはもう少し時間がかかる見込みだ。

SilverStone Technologyのスリム光学式ドライブと2.5インチHDD/SDDコンボドライブ「SST-TS03」には、USB 3.0対応のハブ機能を実装する
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USB 3.0に対応したコネクター。USB 2.0コネクターと互換性を保ちつつ、5ピンの新しい端子を実装することで最大5Gbps、1ポートあたり900mA/5Vの電源供給を可能にする
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