Western DigitalのHDD「WD Caviar Green」の1TBモデルに、ディスク1枚当たりの容量を500GBに増やした「WD10EADS-00M2B0」が登場した。実勢価格は8200円前後。従来販売していたWD Caviar Greenの1TBモデルは、ディスク1枚当たりの容量が333GBだった。日経WinPC編集部は、サンプル品を入手。ベンチマークテストで性能を評価した。

ディスク1枚当たりの容量が500GBに増えた「WD Caviar Green」(Western Digital)の1TBモデル「WD10EADS-00M2B0」。
[画像のクリックで拡大表示]

テスト環境は以下の通りだ。

  • 【CPU】Core 2 Duo E6850(3GHz)
  • 【マザーボード】P5K(ASUSTeK Computer、Intel P35+ICH9搭載)
  • 【メモリー】DDR2-800 1GB×2
  • 【HDD】WD Caviar Blue 500GB(Western Digital)
  • 【グラフィックスボード】ATI Radeon HD 3450搭載ボード(Sapphire Technology)
  • 【電源ユニット】AS Power Silentist S-650EB(アビー、定格出力650W)
  • 【OS】Windows Vista Ultimate Service Pack 1 32ビット日本語版

 比較対象として、前モデルの「WD10EADS-00L5B1」(ディスク1枚当たりの容量333GB、バッファー容量32MB)、2007年に登場した「WD10EACS-00ZJB0」(ディスク1枚当たりの容量250GB、バッファー容量16MB)、Seagate Technologyの最新モデル「Barracuda 7200.12」(1TB、ディスク1枚当たりの容量500GB、バッファー容量32MB、7200回転/分)、SSDを用意した。

今回登場したWD10EADS-00M2B0と以前のモデルの仕様の比較。前モデルのWD10EADS-00L5B1とバッファー容量は同じだが、ディスク当たり容量が増えている。2007年登場のWD10EACS-00ZJB0と比較すると、ディスク当たり容量とバッファー容量のどちらも2倍になっている。
[画像のクリックで拡大表示]

 「CrystalDiskMark 2.2」(ひよひよ氏作)で、テストのデータ容量を1000MBにしたときの結果は、順次読み出しが104.6MB/秒、順次書き込みが103.4MB/秒。ランダムアクセスはデータ量を512KBにしたとき、読み出しが37.33MB/秒、書き込みは55.64MB/秒だ。前モデルの00L5B1は順次読み出しが93.2MB/秒で、順次書き込みが89.6MB/秒なので、どちらも10MB/秒以上速くなっている。ランダムアクセスは3~4MB程度遅くなっている。

 同じ500GB/枚のBarracuda 7200.12よりは順次読み出しと順次書き込みで25MB/秒程度遅い。Barracuda 7200.12の回転数は7200回転/分。Western DigitalはWD Caviar Greenの回転数を公開していないが、以前のモデルは5400回転/分だったことを考えるとほぼ同等だと推測できる。Barracuda 7200.12との性能差は、この回転数の違いによるものと考えられる。

「CrystalDiskMark 2.2」(ひよひよ氏作)の結果。データ量を1000MBにして測定した。順次読み出しが104.6MB/秒、順次書き込みが103.4MB/秒と同シリーズで初めて100MB/秒を超えた。ランダムアクセスはデータ量を512KBにしたとき、読み出しが37.33MB/秒、書き込みは55.64MB/秒。
[画像のクリックで拡大表示]

CrystalDiskMark 2.2の結果を、以前のモデルや他社のHDDD、SSDと比較した。前モデルの「00L5B1」より順次読み出しと順次書き込みで10MB/秒以上速くなっている。
[画像のクリックで拡大表示]

 「Sandra 2009」(SiSoftware)の「File Systems」の結果は以下の通り。順次アクセスは読み出しが98.9MB/秒で書き込みが98.1MB/秒とCrystalDiskMarkより若干遅いが、00L5B1よりはどちらも10MB/秒ほど速い。Barracuda 7200.12との比較でも、CrystalDiskMarkと同様に25MB/秒程度遅い。

「Sandra 2009」(SiSoftware)の「File Systems」の結果。CrystalDiskMarkより順次アクセスの結果は若干遅いが、ほかの製品との差は変わらない。
[画像のクリックで拡大表示]


日経WinPCでは、PCパーツをベンチマークテストで徹底的に評価し、ライバル製品と比較した記事を毎号掲載しています。WinPCはPC自作の総合情報誌です。 >> 最新号の目次とご購入はこちら

■変更履歴
変更履歴 記事公開時、型番が「WD10EADS-00M280」になっていました。正しくは「WD10EADS-00M2B0」です。お詫びして訂正します。本文は修正済みです。 [2009/05/25 15:30]