セキュリティ企業各社は2009年4月27日、新型インフルエンザ(豚インフルエンザ)に便乗した迷惑メールや悪質サイトに注意するよう呼びかけた。

 米マカフィーや英ソフォスなどは、今回の新型インフルエンザを連想させるような件名や本文の迷惑メールを確認(図)。例えば「Swine flu worldwide!(世界中で豚インフルエンザ!)」をはじめ、以下のような件名の迷惑メールが出回っているという。

  • First US swine flu victims!
  • US swine flu statistics
  • Salma Hayek caught swine flu!
  • Swine flu worldwide!
  • Swine flu in Hollywood!
  • Swine flu in USA
  • Madonna caught swine flu!

 迷惑メールの目的は、新型インフルエンザとは関係のない商品の宣伝。例えば、ソフォスが報告した例では、メール中のリンクをクリックすると、バイアグラなどを販売するサイトに誘導されるという。

 また、セキュリティ組織の米US-CERTによれば、フィッシング詐欺サイトに誘導するメールや、ウイルスを添付したメールが出回る危険性もあるとしている。

 新型インフルエンザを連想させるドメイン名の取得も相次いでいる。具体的には、「swine(豚)」と「flu(インフルエンザ)」という単語を含むドメイン名が取得されている。

 フィンランドのエフセキュアによれば、2009年4月27日時点で、「swine」と「flu」の両方を含むドメイン名の登録数は278件。米マカフィーによれば、「swine」を含むドメイン名の登録数は、以前の30倍以上になっているという。

 セキュリティ企業各社の情報によれば、現在のところ、それらのドメイン名が悪用されている様子はないという。だが、今後それらのサイトが、フィッシング詐欺やウイルス配布などに悪用される恐れがあるので、十分注意するよう呼びかけている。