シャープは2009年4月21日、タッチパッド部分に世界で初めて「光センサー液晶」を採用したノート「Mebius PC-NJ70A」を発表した。Mebiusシリーズとしては、「1年ぶりの新製品になる」(シャープ)という。同時に、光センサー液晶を生かした専用ソフトウエアの活用例などを紹介した。発売予定は2009年5月下旬で、予想実勢価格は約8万円となる。

 新Mebiusは、タッチパッド部に4型の光センサーを内蔵する液晶を搭載した。従来のマウス操作に加えて、光センサーの機能により、付属ペンによる絵や字の手書き入力や、複数の指の動きによる画像の拡大・縮小・回転などができる。「光センサーはタッチパネルのように圧力に頼らないので、より少ない負荷で動きを読み取れる」(シャープ)とのこと。

 手書きのイラストや画像にメモを付加する機能のほか、広辞苑など7種類の辞書機能を備える。読めない文字を手書き入力することで、読み方や意味を検索できる。中国語や韓国語の手書き入力にも対応する。光センサー液晶にはガジェットや、プリインストールされたタッチ操作に合わせて動くキャラクターなどを表示できる。

 任天堂の「ニンテンドーDS」のように、入力センサーと10.1型のメイン液晶の両方を生かした専用のソフトウエア「タッチソフト」も用意する。例えば指でページ送りができる「電子ブック」、ボタンをタッチして計算できる「電卓」、よく見るWebサイトをワンタッチで表示できる「お気に入り」、指の動きで玉を投げる「ミニボウリング」などだ。タッチソフトは今後、MebiusのWebページで追加提供していく。「6月には開発言語などを公開する予定。一般からも開発を募るが、今のところ無料での提供を考えている」(シャープ)という。

 OSはWindows Vista Home Basic(SP1)を採用している。主要スペックは標準的なネットブックとほぼ同じ。CPUはAtom N270(1.6GHz)、メモリーは1GB、HDDは160GBとなる。10.1型液晶の解像度は1024ドット×600ドット、無線通信機能はIEEE802.11b/gの無線LAN機能とBluetoothに対応する。インタフェースはUSB 2.0を3つ、LAN、アナログRGB、SDメモリーカード・メモリースティック・xDピクチャーカードに対応する兼用メモリーカードスロットを備える。

 バッテリー駆動時間は3時間。サイズは幅260×奥行き190×高さ23.3~39.8mmで、重さは1.46kg。キーボードはキーピッチが17.5mm、キーストロークは「非公開だが、2mm程度の標準的なレベル」(シャープ)とのこと。