Seagate Technologyは2009年1月17日(日本時間)、特定の製品にアクセス不能になる不具合があることをサポート向けに同社が公開した文書で明らかにした。対象製品は2008年12月に同社が製造した「Barracuda 7200.11」「DiamondMax 22」「Barracuda ES.2 SATA」。ファームウエアの不具合が原因で、問題が起こるとHDDへアクセス不能になる。データは削除されないという。

不具合を伝えるSeagate TechnologyのWebサイト。「Barracuda 7200.11」「DiamondMax 22」「Barracuda ES.2 SATA」が対象。
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 同社が公開した文書(Webページ)のタイトルは「Firmware Recommendations for Barracuda 7200.11, ES.2 SATA, and DiamondMax 22 Drives」。対象製品かどうかを判別したうえで、対象であればファームウエアを更新するためにSeagateに連絡するように記述してある。判別する方法としてSeagateは、(1)「DriveDetect.exe」を実行する(文書内からダウンロードできる)、(2)Windowsのデバイスマネージャから製品名を確認する、(3)同社が提供するWindows用ユーティリティー「Seatools for Windows」で調べる、などの方法を挙げている。このほかHDDをPCから外して直接ラベルを見る方法もある。

「DriveDetect.exe」を実行したところ。「ST31000333AS」が対象製品(Barracuda 7200.11 1TB)。実際はモザイク部分にシリアル番号が表示される。
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型番はWindowsのデバイスマネージャでも確認できる。
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 Seagateは、シリアル番号を入力して不具合の有無を判別するWebページを提供していたが、一時的に閉鎖している(2009年1月19日午後18時時点)。

シリアル番号を入力して、不具合があるかどうかを判別するWebページがあったが、2009年1月19日午後18時時点では閉鎖している。
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 一部の製品には、対策用のファームウエアが提供され始めた。不具合を公開しているWebページの下に、対象製品の型番があり、型番をクリックすると更新用のファームウエアを提供するページになる。いくつかの型番では、問題のあるバージョンが明記されており、DriveDetect.exeで表示された結果と比べて更新が必要かを判断できるようになっている(更新用のファームウエアはダウンロードで入手できる)。その一方で、「検証中」と表示されるモデルもある。「更新用のファイルは順次提供していく予定」(日本シーゲイト)だ。

型番をクリックするとファームウエアの提供ページになる。「検証中」の製品もあるが、一部の製品では更新用のファームが提供され始めた。
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 対象となった3製品のうち、「Barracuda 7200.11」はパーツショップの売れ筋モデルのひとつ。1TBで8000円前後、1.5TBでも1万円台前半と価格性能比/容量比の高さから人気があった。東京・秋葉原のパーツショップでは、「対象製品の販売を一時的に中止した」(T・ZONE PC DIY SHOPほか)、「(不具合の有無を判別するWebページが動作していたときに)調べて『問題ない』と表示された個体を販売している」(大手ショップ)など対応はさまざま。Seagate Technology製HDDを扱うCFD販売は、対応がまだ決まらないとの告知を出している。

Seagate Technology製HDDを取り扱うCFD販売は、Webサイトに告知を出した。
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