ビックカメラは2008年12月17日、同社の一店舗に設置されたデジカメプリント店頭注文機に、コンピューターウイルス(以下、ウイルス)が感染していたことを明らかにした。現在では駆除済み。現時点(2008年12月17日正午)では、利用者から被害報告などは寄せられていないという。

 ウイルスが見つかったのは、「ビックカメラ立川店」に設置されていたデジカメプリント注文機。同機は、専用ソフトを搭載したWindowsパソコン。利用者は自分のメモリーカードなどを同機に接続し、プリントしたい画像データを指定。そして、同機が出力するレシートを店舗のカウンターに持参し、連絡先などを用紙(注文票)に記入。後日、プリントされた写真を受け取る流れとなっている。

 ビックカメラ広報・IR部によれば、ウイルス感染が発覚したのは2008年12月10日前後。第三者の指摘を受けて調査したところ、デジカメプリント注文機の1台にウイルスが感染していたという。同社と、専用ソフトの開発元である富士フイルムが調べたところ、2008年12月3日には感染していたことが判明したとしている。

 ビックカメラでは、同じ注文機を26店舗で導入しているが、ウイルス感染が見つかったのはこの1台のみ。また、この1台についても対処が完了している。ただし現時点では、念のため、同じタイプの注文機の運用を中止しているという。

 同社では、ウイルスに感染していた注文機の利用者に対して、注文票に記載された情報を基に、今回の件について順次通知している最中。ウイルスに感染した危険性があることや、感染した場合の対処法などを知らせている。なお、該当する利用者数については非公表としている。

 富士フイルムによれば、今回のウイルスは、同機の利用者によって持ち込まれた可能性が高いという。ウイルスに感染しているメモリーカードを同機に接続したことによって、同機にも感染したと考えられる。

 同機にはウイルス対策ソフトがインストールされていて、絶えず最新のパターンファイル(ウイルス定義ファイル)に更新されていたという。しかしながら、今回のウイルスについては検出できず、感染した模様。