台湾アスーステック・コンピューター(ASUS)は2008年11月6日、CPUにインテルのAtom N270を搭載した新型ミニノートパソコン「Eee PC S101」(図1)を、2008年11月22日に発売すると発表した。今回の製品は、10.2型横長液晶(解像度は1024×600ドット)を採用しつつも、厚さが18~25mmとスリム化、重さを約1.06kgに抑えた点が特徴だ。実勢価格は7万円前後と予想される。

 Eee PC S101は、従来の8.9型液晶に比べ、電力をより消費する10.2型液晶を搭載している。また、今回採用したCPUのAtom N270は、従来採用していたAtom Zシリーズに比べ処理能力は高いが、消費電力はより大きい。ところが、バッテリー駆動時間は最長の場合で約4.6時間(JEITAの測定法に準拠)と長い。

 4.6時間の駆動時間を確保できたのは、独自機能である「Super Hybrid Engine」を搭載した点が大きい。Super Hybrid Engineは、CPUの動作周波数と電圧、そして液晶明度を調整して消費電力を抑える。省電力を優先したり、パフォーマンスを優先したりするモードを備えており、省電力優先モードにした際に、バッテリー駆動時間は約4.6時間になるという。また、薄型で軽量のリチウムポリマー電池を採用することで、本体の軽さと薄さにつなげた。

 今回のS101では、起動ドライブとして、フラッシュメモリーを使うSSD(Solid State Drive)をハードディスクの代わりに採用している。SSDの容量は16GBで、ほかに60GBの無料オンラインストレージが付く。SSDは一般的に読み出し速度が高いことが特徴だが、今回はその速度を2倍にする新技術「XpressPath」を搭載した。これにより、OS(Windows XP)は最短17.8秒で起動できるという。

 S101は従来のEee PCと同様に、モバイル用途として2台目のパソコンが欲しいユーザーをターゲットとしている。デザインを従来機より洗練させることで、特に若い女性が持ち歩くミニノートとしてアピールしたい考えだ。具体的には、ブラウン(図2)とシャンパン(図3)、グラファイト(図4)といった3種類のカラーバリエーションを用意し、液晶画面のヒンジ部分にスワロフスキー製のクリスタルガラスをあしらっている。