バッファローは2008年9月30日、2.5インチHDD互換のSSD「SHD-NSUM」シリーズを発売した。30G/60G/120GBの3モデルあり、価格は1万6800円、3万3600円、5万400円。オンラインショップなどでは、30GBを1万2000円、60GBを2万5000円、120GBを3万8000円程度で販売している。日経WinPC編集部はバッファローより120GBモデル(SHD-NSUM120G)を借り、その実力を調べてみた。

 SHD-NSUMシリーズの最大の特徴は、ノートパソコンのHDDを交換する前提でパッケージされた製品である点だ。マニュアルにもノートパソコンでの交換手順の例が掲載されているし、元HDDの内容を転送するためのソフトウエア「Acronis MigrateEasy」「同True Image LE」などが付属している。

 SHD-NSUMシリーズのインターフェースはSerial ATA。USB端子を備えており、ノートパソコンに元のHDDを装着したままUSBでSSDを接続、付属ソフトでHDDの内容を転送してから交換する、という流れになる。USB端子を搭載したSSDには、OCZ Technologyの「Core Series V2 SATA II 2.5" SSD」もある。

 まずはドライブの性能をベンチマークテストで調べてみよう。テストに使用した環境は以下の通りだ。

  • 【CPU】Core 2 Duo E6850(3GHz)
  • 【マザーボード】P5K Premium Wi-Fi AP Edition(ASUSTeK Computer、Intel P35搭載)
  • 【メモリー】DDR2-800 1GB×2
  • 【HDD】WD5000AAKS(Western Digital、起動用ドライブ)
  • 【グラフィックスボード】PV-T88S-FDD(PINE Technology、GeForce 8800 GS搭載)
  • 【OS】Windows Vista Ultimate Service Pack 1 32ビット日本語版

 比較として、読み出しが最大250MB/秒と非常に速いIntelの「X25-M Mainstream SATA SSD」、32GBで1万円台前半と安価なCFD販売製SSD、HDDとして1万回転/分のWD VelociRaptor、7200回転/分で高速なWD Caviar Black、2.5インチHDDの平均的なモデルでの測定結果も掲載した。

 グラフ1は、「Sandra XII.2008」の「File Systems」で調べた、読み書き速度だ。バッファロー製SSDは順次読み出しが最大144MB/秒、ランダムでも114MB/秒。書き込みは順次が51MB/秒。ランダムはそのおよそ半分の24MB/秒だった。2.5インチHDDはもちろん、3.5インチHDDと比べても読み出しは速い。価格を考慮すると不満は感じないだろう。

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●ベンチマークテストの概要
■Sandra XII.2008
SiSoftwareが開発しているPC情報表示とベンチマークテストのソフトウエア。アプリケーションの総合的な実行性能ではなく、CPUやメモリー、ドライブ、ネットワークなどコンポーネント単位の性能を調べるのに適している。ドライブ性能を調べる「File Systems」では、順次(シーケンシャル)とランダムの読み出しや書き込み性能が調べられる。このテストはCPUやメモリー性能はあまり影響しない。