セキュリティ企業の米マカフィーは2008年6月18日、偽のセキュリティ警告を表示して“怪しい”ソフトウエアを買わせようとするウイルス(悪質なプログラム)「FakeAlert」に新たな亜種が出現したとして注意を呼びかけた。ブルースクリーンを表示して、ユーザーを慌てさせることが特徴。

 ブルースクリーンとは、Windowsのシステムに重大なエラーが起きたときに表示される青い画面のこと。今回報告されたウイルスは、実行されるとパソコンに感染し、ブルスクリーンとWindowsの起動画面を交互に表示するスクリーンセーバーをインストールする(図1)。

 スクリーンセーバー自体は、Windowsの管理ツールなどを提供するWebサイト「Sysinternals」が作成したもの。ウイルス作者は、ユーザーを慌てさせるために、このスクリーンセーバーを悪用している。ちなみに、Sysinternalsは米Winternals Softwareのサイトだったが、同社が2006年7月に米マイクロソフトに買収されたため、今ではマイクロソフトのサイトの一部となっている。

 ウイルスはこのスクリーンセーバーを表示するとともに、パソコンの修復にはセキュリティ対策ソフトをインストールする必要があると警告するバルーンやウインドウを表示する。これらをクリックすると、大した機能を持たない“偽ソフトウエア”を売りつけようとするサイトに誘導される。

 同社では、2008年5月末にも同様のウイルスを報告している。このときのウイルスは、画面上を虫がはい回るスクリーンセーバーを表示するとともに、「スパイウエアに感染している」と警告する偽のメッセージや、偽ソフト販売サイトに誘導するバルーンなど表示する(図2)。