レンズメーカーのシグマが、デジタル一眼レフカメラ向けの交換レンズ「50mm F1.4 EX DG HSM」を2008年5月30日に発表した。フィルムカメラではなく、デジタル一眼レフカメラの特性に合わせて新しく設計したのが特徴。シグマ用、キヤノン用を6月14日より発売し、追って今夏中にニコン用を発売する。ペンタックス用とソニー用も順次発売予定。価格は6万3000円。

 本製品は光量の少ない室内や夜景の撮影、描写力を活かしたポートレート、風景写真などで強みを発揮する。「フルサイズ50mm F1.4は基本中の基本ともいえるレンズ。各メーカーが発売しているが、フィルムカメラ時代に設計されたものが多い。本製品はデジタルカメラのために設計しており、ピントが合わずにボケた部分に関しても描写力が良い。50mmレンズの弱点を克服し、真に開放で使えるレンズを目指した」(シグマ経営企画室広報課 桑山輝明氏)。

 大口径でグラスモールド非球面レンズを搭載し、同社では初めて9枚羽根の円形絞りを採用。絞り開放で使用したときにレンズの端の部分に生じる減光(周辺減光)を防ぐほか、夜景撮影などの際にレンズの端の部分で光源がつぶれてしまう「コマ収差」も少ない。AF用の超音波モーター「HSM」を搭載し、オートフォーカスの高速化と静粛性も向上した。
 フルサイズの50mmレンズで、低価格のデジタル一眼レフカメラ(APS-Cサイズ)に装着し、80mm相当の中望遠レンズとして使用できる。全長68.2mm、フィルターサイズ77mm、重さ505g、絞りF1.4-F16、最短撮影距離45cm。