2008年5月26日、Western Digitalの高速HDD「WD VelociRaptor」(WD3000GLFS、300GB)が日経WinPC編集部に届いた。ベンチマークテストでは順次読み出しで121MB/秒を記録するなど、1万回転/分による圧倒的な速さを見せつけた(関連記事)。

 ベンチマーク結果の次は、内部構造が気になるところ。VelociRaptorの実勢価格は約4万円だが、早速分解してみた。

 VelociRaptorは、放熱用の専用ヒートシンク「WD-IcePAK」に2.5インチのHDDが取り付けられている。まず、WD-IcePAKの裏面にある4本のねじを外して、HDDを取り外す。WD-IcePAK側には、盛り上がっているところが2個所あり、HDDの底面からの熱をWD-IcePAKへ伝えて放熱する。

 VelociRaptorのHDD部分を東芝の2.5インチHDD「HDD2D35」と比較した。重ね合わせると大きさは同じ。ただし高さは、東芝製HDDが9.5mmに対して、VelociRaptorは15mmあり、かなり厚く見える。一般に2.5インチHDDは、2枚までディスク(プラッター)を内蔵できる。VelociRaptorもディスクは2枚だが、ドライブの厚さは3.5インチ並みだ。

 続いて、VelociRaptorの上面カバーを開けてみた。一般的な2.5インチHDDと比較すると、1万回転/分の遠心力に耐えるため、ディスクのブレを抑制するディスククランプ部分が大きいのが分かる。ヘッドは4本搭載しており、ロードアンロード方式を採用している。

(写真撮影=村田 和聡)