チャンネルを束ねて使う「ボンディング」 11n(2.4GHz帯)の設定は要確認

 無線LANでは5GHz帯/2.4GHz帯それぞれに多数のチャンネル(データの伝送路)が設定されている。1つのチャンネルは20MHz幅であり、11acや11nなどの高速な無線LANでは、これらのチャンネルを複数束ねて利用できるのが特徴だ。例えば11ac(5GHz帯)なら4つのチャンネルをまとめ、80MHz幅で使うことができる。11n(2.4GHz帯)なら2つのチャンネルをまとめて40GHz幅にすることが可能だ。このチャンネルをまとめる機能を「ボンディング」と呼ぶ。

 しかし、無線LANルーターの初期設定では、ボンディング設定が常に最大になっているとは限らない。5GHz帯では最大のチャンネル4本(80MHz)に設定されている場合がほとんどだが、2.4GHz帯では1本(20MHz)になっている場合もある。また、電波状況により1本(20MHz)と2本(40MHz)の自動切り替えに設定しているメーカーもある。

 2.4GHz帯は無線LANだけでなく、家電製品やAV機器なども利用しており、もともと電波が混雑している。限りある電波資源を有効に分け合うためのマナー設定として、こうした初期設定が採用されているようだ。だが、電波が混雑していない場所であれば、常に2本(40MHz)のチャンネルを使う設定に変更し、高速化を目指すのも一つの方法だ。実際の効果はその場の電波状況による。通信速度が向上する場合がある半面、全く効果が見られない場合もある。

 なお、11nが使える子機の中には、ボンディングに対応せず、20MHz幅固定の製品がある。40MHzのボンディングが可能な一般的な11n(アンテナ1本使用の製品で最大通信速度は150Mbps)に比べて、最大通信速度が約半分の72.2Mbpsとなることに注意したい。

●チャンネルボンディングの設定は変更できる
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