NASはnetwork attached storageの略。日本では「ナス」と呼ぶのが一般的だ。通常はハードディスクが入っており、LANに直結して使う。外付けハードディスクとNASの大きな違いは、同時に複数の機器からアクセスできるかどうかだ。

 外付けハードディスクは、基本的に接続したパソコンからしかアクセスできない。中のデータを別のパソコンで参照したければ、外付けハードディスクを接続し直す必要がある。一方、NASはファイル共有機能を備えており、同じネットワーク内にある複数のほかの機器から同時にデータにアクセスできる(図1)。パソコンのファイル共有機能でも似たことはできるが、NASは常時電源オンで使う前提で設計されている。パソコンより小型で消費電力も低い。

●複数の機器でファイルを共有できるNAS
図1 外付けハードディスクが同時に1台からしかアクセスできないのに対し、NASはネットワーク経由で複数の機器から同時にアクセスできる。スマートフォンやタブレット、家電からも利用可能だ
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ファイル共有は便利

 今や家庭内に複数のパソコンがあるのは珍しくない。1人で複数のパソコンを用途に応じて使い分けている人もいるだろう。パソコンが複数台ある環境にNASを導入すると、パソコンの使い方が大きく変わる。

 例えば、デジタルカメラで撮影した写真や映像の共有。NASが無いと1台のパソコンに取り込んだままにしてしまいがちで、家族で写真や映像を見る機会が減ってしまう。NASに集約しておけば家族が使っている別のパソコンからも簡単に見られるようになる。NASによってはスマートフォンやタブレット、デジタル家電からもアクセスできる。

 データのバックアップも容易になる。それぞれのパソコンのバックアップ用フォルダーをNASの中に作成して、パソコンのデータフォルダーと同期を取るなどができる。アプリケーションのセットアップCDの中身やよく使うフリーソフトなどを集めてNASに保存しておくのもよいだろう。パソコンをリカバリーした後、自分なりの環境に戻すのに手間が掛からない。

 自宅にパソコンやスマートフォン、タブレットが複数あるなら、NASの導入を検討しよう。

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