せっかく買った高価なパソコンは末永く使いたいもの。扱い方を誤って、壊してしまったり、寿命を短くしてしまっては大変です。また、日常の使い方でも、知らず知らずのうちにパソコンに負担をかけている場合があります。この章では、故障を防いで長持ちさせるパソコンの使い方のコツを紹介します。

●パソコンの 故障を防ぐ 春の風
●焦らずに 電源落とそう 持ち歩き
●電源に ちりも積もれば 火事の元


【設置編】「熱」と「衝撃」に気を付ければ愛機がもっと長持ちする!

 パソコンの動作が不安定になったり故障の原因で多いのは「熱」と「衝撃」。これらから守るだけでも、故障の危険性は大きく下がります。

 まずは熱。パソコンは換気口と冷却ファンで熱から守りますが、それらが正常に働いていないと内蔵ハードディスク(HDD)やCPUが熱くなり不調の原因になります。実際にパソコン周りを確認しましょう。直射日光を避けるのはもちろん、ホコリにも注意します。というのも、換気口や冷却ファンにとってホコリは“天敵”なのです。

 ホコリ対策には、定期的な掃除が一番。動作の不安定を解消でき、きれいになって一石二鳥です[注]。ノートパソコンをベッドなどの上で使うのはなるべく避けましょう。

 もう一つが衝撃。内蔵HDDは精密な部品なので小さな衝撃でも故障する危険があります。自宅では転倒防止用のグッズ、外出先ではケースに入れるなど、安全に使う工夫をすることが大切です。

[注]掃除の詳しい方法は、4ページで解説します。

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1、換気口の場所を確認してふさがないようにする

 熱対策で重要なのは、設置を工夫して換気口や冷却ファンが「働きやすい」ようにすること(図1、図2)。デスクトップ型は、背面のファンで熱を逃がすので、壁から離すのがコツ。ノートパソコンの場合は、底面や側面の換気口をふさがないようにしましょう。

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図1 換気口の場所を確認し、壁などでふさがないように設置しよう。デスクトップ型では、背面や側面に換気口とファンがある。ノートパソコンは、底面と側面に換気口がある(ファンのないタイプが多い)。
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【付属のスタンドがあれば活用】
図2 デスクトップ型でスタンドが付属していたら、必ず取り付けよう。床や机に直接置くと、換気口がふさがる場合がある。

2、ノートパソコンは冷却用のグッズを使うのも手

 ノートパソコンをいつも同じ場所に設置しているなら、効率的に冷やせる冷却グッズを使うのも手。クーラータイプは、パソコンに直接送風して強力に冷やせるのが魅力。ファンの音が気になるなら、効果は下がりますがシートタイプを選びましょう。

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フリーソフトで内蔵HDDの温度を計測

 内蔵HDDの温度を計るには、フリーソフトの「クリスタルディスク・インフォ」が便利です。現在の温度がわかるだけでなく、50度以上になったらタスクバーから自動的に警告を出してくれます。警告が出たらすぐにパソコンを終了して冷やしましょう。

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