スマートフォンの普及に伴い、「MVNO(仮想移動通信事業者)」と呼ばれる通信会社が増えています。これは、NTTドコモなど大手通信会社から通信網を借りて、独自の通信サービスを提供する会社です。MVNOの多くは現在、割安な料金プランが適用されるSIMカードを販売。この“格安SIM”をスマートフォンに入れておけば、通話料やデータ通信料が安くなります。今回(連載後編)は、スマートフォン利用者を対象とした主なMVNOサービスの料金プランを紹介。それぞれどんな利用者に向くのかを解説します。なお、各プランを利用可能なスマートフォンの機種名は、各社のWebサイトで確認するといいでしょう。

【日本通信:b-mobile】 音声通話付きプランもある

写真1 日本通信がMVNOサービスとして提供中の“格安SIM”
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 日本通信は、NTTドコモの通信網を使ったMVNOサービスをいち早く確立した第一人者。チャージ式や定額式など、多種多様な料金プランを用意している(写真1)。「090」などで始まる通常の携帯電話番号を使った通話ができるプランがあるのも大きなポイント。いわゆる「MNP(携帯電話番号ポータビリティ)」の利用も可能だ。

 日本通信のMVNOサービス「b-mobile」はとにかく料金プランの種類が多いので、ぴったりのプランが見つかる可能性が高い。すべての人に表1のチェックをお薦めする。「b-mobile 4G カメレオンSIM」や、「talking 1GB定額」「talking Fair」は適宜プランを変更できるため、使い方が定まらなかったり、時期によってばらつきがあったりする人も安心だ。スマートフォンを使わない月が多い人は、基本料が0円と最も安いプラン「b-mobile 基本料0円SIM」を最有力候補にするといいだろう。

表1 スマートフォンで利用可能な日本通信の主なMVNOサービス・プラン  ※1:ベストエフォート。
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 また、VoIP(Voice over IP)技術を使った「Skype(スカイプ)」や「LINE(ライン)」などの音声通話アプリを使うのではなく、通常の音声通話の利用も望むなら「talking 1GB定額」「talking Fair」「talking SIM U300」のいずれかを選ぶことになる。

 表1に示した料金プランはいずれも、主にAndroid(アンドロイド)OSを搭載したNTTドコモのスマートフォンでの利用を想定したもの。通信方式が異なるためKDDI(au)のスマートフォンでは利用できない。また、ソフトバンクモバイルのスマートフォンでの動作は保証していない。なお、表1の料金プランの利用が可能なモバイルルーターや通信機能付きパソコンなども存在する。

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