IME 2003以降には、誤って変換された文字列をマイクロソフトに送信する機能が備わっています(図1)。このデータを元に今後、辞書やIMEが改善されることがあります。

IMEは誤変換の情報を送れる
図1 IME 2010の言語バーの「ツール」をクリックすると、「直前の誤変換データを送信」や「誤変換レポートを送信」という項目がある。
[画像のクリックで拡大表示]

 IMEの辞書に登録されていない単語など、入力した文字がうまく変換できないときにお使いください(図2、図3)。この機能を有効にすると、誤変換のデータが蓄積されます。誤変換は1件だけでも送れますが、蓄積されたデータをまとめて送ることもできます(図4)。

誤変換情報を蓄積・送信
図2 図1でどちらかの項目を初めてクリックした場合、上図が現れる。「はい」をクリックすると、これ以降誤って変換された文字列がパソコンに蓄積される。
[画像のクリックで拡大表示]

図3 誤変換で入力し直した直後に、図1で「直前の誤変換データを送信」を選び、上図で「~送信する」をクリックすると、そのデータのみを送信できる。
[画像のクリックで拡大表示]

図4 図1で「誤変換レポートを送信」をクリックすると、これまでにたまったデータが確認できる。ここには、誤変換だけでなく入力ミスも登録される。「~送信する」をクリックすればマイクロソフトに送信される。なお、図2の直後は何も登録されていない。
[画像のクリックで拡大表示]

 マイクロソフトに送信されたデータは、誤変換の統計を取る目的だけに使用されます。個人を特定するものではありませんのでご安心ください。データはIMEの開発チームによって機密情報として厳格に管理され、情報収集後は消去されます。今後のIMEの変換精度を高めるためにもぜひご協力ください。

 なお、誤変換が起きても、正しく変換し直せば学習機能が働きますが、それでもうまく変換できない単語は、「ユーザー辞書」に登録するといいでしょう(図5、図6)。


「ユーザー辞書」に登録する方法もある
図5 図1で、「ユーザー辞書ツール」をクリックし、上図で「登録」をクリックする。
[画像のクリックで拡大表示]

図6 単語と読みを入力し(1)(2)、品詞を選択してから(3)、「登録」をクリック(4)。これで正しく変換できるようになる。

(協力:マイクロソフトコンシューマサポート部 山口 森氏)

出典:日経PCビギナーズ 2011年4月号
記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります。