快適な作業環境があれば、仕事が大いにはかどるはずだ。スマートフォンやタブレット端末が普及した今となって、改めて感じるパソコンのメリットはマルチウインドウで作業ができることだ。スケジュールを見ながらメールで返事を書いたり、Excelの売上表を見ながらWordでレポートを書いたり――こんな作業ができるのはパソコンならではだ。

 パソコンでの作業をさらに快適にしたいなら、この作業エリアを広げるのが手っ取り早く、最も効果的だ。狭い作業スペースを、低コストで広げる方法をご存じだろうか。

マルチディスプレイで快適な仕事環境

 手っ取り早い方法は、より大画面で高解像度なディスプレイへの買い換えだ。少し古いディスプレイの解像度は、1280×800、1260×1024などが主流で、かなり狭い。最新のパソコンでもA4ノートなら1366×768ドットが主流だ。

 ところが外付けの液晶ディスプレイは、フルHD(1920×1080ドット)の高解像度タイプが一般的になっている。古いディスプレイに比べると、2倍程度の情報を一画面に表示できるのだ。

 大画面液晶ディスプレイの低価格化にも注目して欲しい。売れ筋の21.5~24型フルHDディスプレイは、つい2年ほど前までは3万円前後だったが、今では2万円を切る製品もある。例えば、三菱電機の「RDT233WLM-D」は、23型ワイドのフルHDで1万6000円台だ。幅2606×高さ407×奥行き143mmと、机上でも大きすぎないサイズながら、1つの画面にA3の書類とほぼ同サイズで表示できる。もちろん、A4なら見開き2ページを紙と近い大きさで表示できるのだ。

お薦めは2台使い

 快適な大画面化をさらに進めたのが、1台のパソコンに複数のディスプレイを接続する「マルチディスプレイ」環境だ。

 例えば、デスクトップパソコンに2台のフルHDディスプレイをつなげば、1920×1080ドットの作業スペースが2つできる。また、普段はノートパソコンを持ち歩いていて、職場に戻ったらノートパソコンを机に置いて仕事をしているという場合も、ノートパソコンに外付けディスプレイを1台つなぐだけで、快適な作業スペースが手に入るのだ。

 前述のRDT233WLM-Dなら、まとめて2台を購入しても3万円台半ばに収まるのだから、チャレンジする価値は十分にある。その気になれば、3台以上のディスプレイを1台のパソコンにつないで利用することも可能だが、机の上という限られた設置スペースを考えると2台が最適だ。

 パソコン本体を買い換えるよりも低コストで圧倒的に快適な環境が手に入るマルチディスプレイ環境の構築を具体的に検討してみたい。

 まずは、デュアルディスプレイ環境を作るメリット、そのための製品選びのポイント、タイプ別デュアルディスプレイ環境構築のポイントをチェックしておこう。なお、構築環境などには、手ごろな価格のRDT233WLM-Dを例として取り上げていく。

デュアルディスプレイ環境を作ると、写真のように広い作業スペースを作れる。
[画像のクリックで拡大表示]

記事で取り上げていた「RDT233WLM-D」は生産終了となりました。スペックが同等の新製品は「RDT234WLM-D」になります
「RDT234WLM-D」
(上記リンクをクリックするとNTT-X StoreのWebサイトへジャンプします)

この先は会員の登録が必要です。有料会員(月額プラン)は初月無料!

日経 xTECHには有料記事(有料会員向けまたは定期購読者向け)、無料記事(登録会員向け)、フリー記事(誰でも閲覧可能)があります。有料記事でも、登録会員向け配信期間は登録会員への登録が必要な場合があります。有料会員と登録会員に関するFAQはこちら