この警告が出るのはWindows XPまでで(図1)、Vista以降は出なくなりました。

写真の回転前に警告が出た
図1 Windows XPで、「右回りに回転」「左回りに回転」をクリックすると、警告画面が現れる場合がある。「はい」をクリックすると、指定の向きに回転して保存される。「今後~」にチェックを付けた場合、この警告は現れなくなる。

 デジカメ写真のファイル形式として標準的なJPEGは、回転や修整をすると、オリジナルより劣化する可能性があります。そのため、Windowsの機能で回転したときに、劣化する恐れがあるという意味合いで警告を出していました。

 ただこの警告が出ても、あまり心配する必要はありません。ほとんどのデジカメ写真は、警告が出ても劣化しませんし、仮に劣化した場合もまず気付かない程度です。このためVista以降では警告を出さないようにしました。

 少し専門的な説明になりますが、写真の解像度はピクセルという単位で表します。大半のデジカメ写真のピクセル数は、「8」の倍数になっています(図2)。回転によって劣化するのは、原則としてこのピクセル数が8の倍数以外のときです。警告自体も、写真のピクセル数を判別して出しているわけではないので、深刻に受け止めることはありません。

 どうしてもオリジナルをとっておきたいという方は、回転前にコピーしておいて、2枚のうちの1枚を回転するといいでしょう(図3)。

大半のデジカメ写真はピクセル数が8の倍数
図2 デジカメ写真をクリックすると、「大きさ」が表示される。この写真のピクセル数は「2560×1920」で、縦横がどちらも8の倍数になっていることがわかる。

事前にコピーしておけば万全
図3 写真をコピーするには、キーボードの「Ctrl」キーを押しながら、コピーしたい場所にドラグ・アンド・ドロップすればいい。

(協力:マイクロソフト コンシューマサポート部 山口 森氏)

出典:日経PCビギナーズ 2011年4月号
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