1つの病気に治療方法がいくつもあるように、データの救出方法も1通りではない。パソコンや手持ちの機材の状況によって、適切な手段を選ぶ必要がある(図1)。

 データの救出方法は、大きく2種類に分けられる。

 1つは、パソコンのカバーを開けてHDDを取り出し、別のパソコンにつないでデータを救出するというもの。手間が掛かるが、HDDさえ壊れていなければ、かなり重症のパソコンでもデータを救出できる可能性がある。

 もう1つは、HDDではなく、緊急用の起動CD/DVD(緊急用ディスク)からOSを立ち上げ、HDD内のデータをUSBメモリーなどにコピーして救う方法だ。緊急用ディスクとして使えるのは、7やVistaの「インストールDVD」、市販の「バックアップソフト」[注2]、そして無料で作れる「Windows PE」ディスクの3種類だ。

 このうち、XPユーザーが無料で使えるのは「Windows PE」だけ。このディスクを作るには、起動しないパソコンとは別に、インターネットに接続できるパソコンが必要だ。できれば、パソコンが壊れる前にWindows PEのCDを作っておくのが望ましい。

図1 今回紹介するデータ救出方法は4種類。作業用パソコンの有無やOSの違いで、使える救出法は異なる。自分の状況に合った方法を選ぼう。XPのユーザーは、パソコンが健康なうちに「Windows PE」ディスクを作ると安心だ
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[注1]またはDVD-R1枚とCD-R1枚
[注2]バックアップソフトは、CDから起動できることが条件。今回は汎用的なZIP形式で保存できる「トゥルーイメージ」を選んだ。ほかに、データ復元ソフトの「ファイナルデータ」も使える

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